HubSpot連携を有効にすると、HubSpotのワークフローにLINEのアクションを追加できます。使えるアクションは、LINEメッセージを送信・LINE通知メッセージを送信・LINEリッチメニューを更新・フォーム送信によるID連携の4つです。この記事では、それぞれの用途と設定項目、使うための条件を説明します。
使えるLINEアクションは4つ
HubSpotのワークフローでアクションを追加するとき、Lumoが提供するLINEのアクションを4つ選べます。
| アクション | 用途 | 使えるワークフロー | 利用条件 |
|---|---|---|---|
| LINEメッセージを送信 | コンタクトに紐づくLINE友だちへ、自動送信メッセージまたは入力した本文を送ります | コンタクト・取引・チケット・会社など | HubSpot連携 |
| LINE通知メッセージを送信 | 友だち追加前のお客様にも、電話番号をもとにLINE通知メッセージを送ります | コンタクト | HubSpot連携とEnterpriseプラン。日本のLINE公式アカウントのみ |
| LINEリッチメニューを更新 | コンタクトに紐づく友だちのリッチメニューを、Lumoの表示対象の条件で判定し直します | コンタクト | HubSpot連携 |
| フォーム送信によるID連携 | 会員番号などの共通の値で同じ人のコンタクトを探し、1つにまとめます | コンタクト | HubSpot連携 |
アクション名と設定項目は、HubSpotの表示言語が日本語のときは日本語、それ以外の言語では英語で表示されます。
HubSpotワークフローのアクションは、HubSpot側の出来事を起点にLINEを動かしたいときに使います。友だち追加やメッセージ受信など、LINE側の反応を起点にした自動化はLumoのワークフローで組めます。どちらで組むか迷うときは、マーケティングエージェントに目標を伝えると、組み立て方を提案します。
アクションを使うための条件
4つのアクションは、HubSpot連携が完了していれば、HubSpotのワークフローのアクション一覧に出ます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| HubSpot連携が完了している | LumoとHubSpotの連携設定が済んでいること。手順はHubSpot連携の設定方法で説明しています |
| LINE公式アカウントが連携済みである | 送信元や更新対象にするLINE公式アカウントが、Lumoに接続され、HubSpotと連携していること |
| コンタクトがID連携済みである | 「LINEメッセージを送信」 と 「LINEリッチメニューを更新」 は、コンタクトに紐づくLINE友だちが対象です。紐づいていないコンタクトには送信も更新もしません。連携方法はHubSpotコンタクトとLINE友だちをID連携するで説明しています |
| プラン | 「LINE通知メッセージを送信」 はEnterpriseプランで使えます。ほかの3つは、HubSpot連携が使えるプランならすべてで使えます |
アクションは、HubSpotのワークフロー編集画面でアクションを追加し、一覧からLINEのアクションを選ぶと設定できます。
LINEメッセージを送信
コンタクトに紐づくLINE友だちへ、LINEメッセージを送るアクションです。フォーム送信やライフサイクルステージの変更など、HubSpotのトリガーをきっかけにLINEを届けられます。
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| LINE公式アカウント | 送信元のLINE公式アカウントです。複数のアカウントを連携している場合は必ず選びます |
| 自動送信メッセージ | Lumoで作成した自動送信メッセージから選びます。選択肢には名前と説明(説明が空のときは本文の冒頭)が出ます。選ぶと、下のメッセージ1〜3は使われません |
| メッセージ1〜3 | 自動送信メッセージを選ばない場合に送るテキストです。メッセージ2・3を入力すると、メッセージ1に続けて送ります |
| LINEユーザーIDプロパティ | 通常は未設定のままにします |
| リストID(レガシー) | 以前の仕組みの項目です。通常は使いません |
自動送信メッセージを選ぶ場合は、先にLINE公式アカウントを選びます。選んだアカウントに応じて候補が出ます。画像やカードタイプメッセージなど、テキスト以外を送りたいときは、Lumoで自動送信メッセージとして作成しておきます。作り方は自動送信メッセージの作成方法で説明しています。
取引・チケットなどのワークフローで使う
このアクションは、コンタクトのワークフローだけでなく、取引・チケット・会社などのワークフローでも使えます。対象のレコードに関連付けられたコンタクトを自動で特定し、そのコンタクトに紐づく友だちへ送ります。関連付けられたコンタクトがない場合は送りません。
送信結果を確認する
自動送信メッセージで送った場合、送った相手と結果はLumoの自動送信メッセージ詳細の 「受信者」 で確認できます。コンタクトにLINE友だちが紐づいていない場合は送れず、受信者の一覧に失敗として残ります。
LINE通知メッセージを送信
友だち追加前のお客様にも、電話番号をもとにLINE通知メッセージを送るアクションです。発送のお知らせなど、取引に関する大切な連絡をHubSpotのワークフローから届けられます。
使うための条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| プラン | Enterpriseプランで使えます |
| 地域 | 日本のLINE公式アカウントで使えます |
| 用途 | LINE通知メッセージは、LINEヤフーの審査を経た取引通知専用の仕組みです。広告や販促には使えません |
| 送る内容 | LINE通知メッセージで作成した自動送信メッセージを、Lumoで用意しておきます。自動送信メッセージはLINE通知メッセージ1通だけで構成します |
LINE通知メッセージの作り方と制約は、LINE通知メッセージで説明しています。
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 電話番号(送信先) | 送信先の電話番号が入ったコンタクトプロパティを選びます |
| LINE公式アカウント | 送信元のLINE公式アカウントです |
| 自動送信メッセージ | LINE通知メッセージで作成した自動送信メッセージを選びます。このアクションでは自動送信メッセージの指定が必要です |
| メッセージ1〜3 | このアクションでは使いません |
| 国番号の補完 | 電話番号が0で始まる場合、先頭の0を選んだ国番号に置き換えます。日本の番号なら 「日本(+81)」 を選びます |
送信結果を確認する
送った相手と結果は、自動送信メッセージ詳細の 「受信者」 で確認できます。LINEの友だちでない相手には、受信者の欄に 「通知送信先」 と出ます。
LINEリッチメニューを更新
コンタクトに紐づくLINE友だちのリッチメニューを、Lumoの表示対象の条件で判定し直して適用するアクションです。HubSpot側で決めたタイミングで、メニューの切り替えをすぐに反映したいときに使います。
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| LINE公式アカウント | リッチメニューを更新するLINE公式アカウントです |
| LINEユーザーIDプロパティ | 通常は未設定のままにします |
動き方
どのメニューを表示するかは、このアクションでは指定しません。Lumoのリッチメニューに設定した表示対象(セグメント・期間・曜日・優先順位)で判定し、条件に合うメニューを友だちに適用します。判定には、Lumoに同期済みのHubSpotのデータを使います。コンタクトにLINE友だちが紐づいていない場合は、何も更新しません。
セグメントでの出し分けとの関係
出し分けの条件はLumoのリッチメニュー側で設定し、このアクションは判定をやり直すタイミングをHubSpot側から指定する役割です。Lumoのリッチメニューは、表示対象にHubSpotのセグメント(リスト)を指定しておくと、15分ごとの同期でメンバーの変化を取り込み、変化があれば直後に割り当てを更新します。それとは別に、毎時すべての割り当てを見直しています。この自動更新を待たずに、ワークフローの流れの中でコンタクト1人分の判定をやり直したいときに、このアクションを使います。表示対象の設定方法はリッチメニューの作成・適用方法で説明しています。
フォーム送信によるID連携
会員番号などの共通の値をキーに、同じ人の別のコンタクトを探して1つにまとめるアクションです。LINEの友だちとして作られたコンタクトと、フォーム送信や会員登録で作られたコンタクトが別々にあるときに、ID連携をまとめて済ませられます。
設定項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 検索キーにするプロパティの内部名 | ワークフローに登録されたコンタクトのどのプロパティの値を検索キーにするかを、プロパティの内部名で入力します(例: member_id) |
| 検索対象にするプロパティの内部名 | 検索キーの値を、ほかのコンタクトのどのプロパティから探すかを、プロパティの内部名で入力します(例: member_id) |
| マージ後のプライマリコンタクト | まとめたあとに残すコンタクトです。 「指定なし(システム既定)」 「トリガー元のコンタクト」 「検索で見つかったコンタクト」 から選びます |
2つのプロパティは、プロパティの値ではなく内部名を文字で入力します。データパネルからプロパティの値(トークン)を差し込むと、値が入ってしまい検索できません。メールアドレスと電話番号は、検索対象のプロパティに指定できません。
動き方
| 状況 | 動き |
|---|---|
| 同じ値を持つ別のコンタクトが見つかった | 2つのコンタクトをHubSpot上でマージします。残す側は 「マージ後のプライマリコンタクト」 に従い、指定なしのときはLumoが判断します。マージ後、LINE友だちは残ったコンタクトに紐づきます |
| 見つからなかった | ワークフローに登録されたコンタクトの検索対象プロパティに、検索キーの値を書き込みます。あとから同じ値を持つコンタクトが登録されたときの照合に備えます |
| 検索キーの値が空 | 何もせず、アクションは失敗として終わります |
ID連携が成立すると、Lumoのワークフローの 「ID連携」 トリガーが発火します。経路として 「HubSpotワークフローのID連携アクション」 を選ぶと、この経路で連携した友だちだけにお礼や特典の配信を自動化できます。トリガーの設定はトリガーの種類と設定方法で説明しています。
活用例
会員サイトの会員番号で、LINE友だちと既存の顧客コンタクトを結びつける例です。
- LINEの友だちに、会員番号を入力するHubSpotフォームのURLを送ります
- 友だちがフォームを送信すると、そのコンタクトを対象にワークフローが動きます
- アクションが、同じ会員番号を持つ既存の顧客コンタクトを探して1つにまとめます
- LINE友だちが既存の顧客コンタクトに紐づき、HubSpotの顧客情報を使ったセグメント配信やワークフローに使えるようになります
うまくいかないときは
アクションが失敗するときは、コンタクトとLINE友だちの紐づき、選んだLINE公式アカウント、必須項目の入力を確認します。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| LINEメッセージが届かない | コンタクトにLINE友だちが紐づいているか(ID連携済みか)。自動送信メッセージ詳細の 「受信者」 で結果を確認します |
| 取引・チケットのワークフローから送れない | 対象のレコードにコンタクトが関連付けられているか |
| LINE通知メッセージが送れない | 自動送信メッセージを選んでいるか、電話番号のプロパティに値が入っているか、Enterpriseプランか、日本のLINE公式アカウントか |
| リッチメニューが切り替わらない | コンタクトにLINE友だちが紐づいているか。表示対象の条件に合うメニューがあるか。HubSpotのセグメント(リスト)を条件にしている場合、メンバーの変化がLumoに届くのは15分ごとの同期のあとです |
| ID連携アクションが失敗する | 2つのプロパティに内部名を入力しているか(値のトークンを差し込んでいないか)。検索キーのプロパティに値が入っているか。メールアドレスや電話番号を検索対象にしていないか |
| アクションの一覧にLINEのアクションが出ない | HubSpot連携が完了しているか、HubSpot側にLumoのアプリがインストールされているか |
関連記事
HubSpotワークフローのLINEアクションを使うときに、あわせて確認したい記事です。
- HubSpot連携の設定方法 — 連携の手順
- HubSpot連携でできること — 連携の機能一覧
- HubSpotコンタクトとLINE友だちをID連携する — ID連携の方法
- 自動送信メッセージの作成方法 — アクションで送る自動送信メッセージの作り方
- LINE通知メッセージ — LINE通知メッセージの作り方と制約
- リッチメニューの作成・適用方法 — 表示対象(出し分け)の設定
- トリガーの種類と設定方法 — ID連携トリガーの設定