HubSpot連携を有効にすると、HubSpotのコンタクト・企業・セグメント(リスト)をLumoに取り込み、LumoのLINE友だちデータをHubSpotのコンタクトに書き込めます。同期はLumoが自動で進めるため、ふだんは設定を見守るだけで運用できます。連携の開始がHubSpot MarketplaceでもLumoの連携ウィザードでも、同期の仕組みは共通です。
データ同期の全体像
HubSpotとLumoは、それぞれが得意な情報を補い合う形で同期します。HubSpot側でコンタクトや企業を更新するとLumoが取り込み、Lumo側のLINE運用データはHubSpotのプロパティに書き込みます。
| 向き | 主な内容 |
|---|---|
| HubSpot→Lumo | 氏名・メールアドレス・電話番号などのコンタクト情報、企業情報、HubSpotのセグメント(リスト) |
| Lumo→HubSpot | LINEのプロフィールやタグ、配信状況などのLINE運用データ |
連携後の同期はLumoが自動で実行します。設定の確認や項目の追加は、LumoのHubSpot連携画面(ダッシュボード・同期データ・設定)から行えます。
HubSpotからLumoに取り込むデータ
HubSpotからLumoには、友だちの属性やセグメントづくりに使う情報を取り込みます。
| データ | 説明 |
|---|---|
| 名 | 名を友だち情報に反映します |
| 姓 | 姓を友だち情報に反映します |
| メールアドレス | メールアドレスを同期します |
| 電話番号 | 電話番号を同期します |
| 会社名 | コンタクトに紐づく会社情報を同期します |
| HubSpotのセグメント(リスト) | Lumoのセグメント条件に使えるよう同期します |
既定では、名・姓に加えてメールアドレスと電話番号を取り込みます。メールアドレスと電話番号が不要なら、同期データ画面で同期の対象から外せます。そのほかのプロパティは、連携後に同期データ画面から個別に追加します。
メールアドレスと電話番号は、HubSpotから取り込むだけです。LumoからHubSpotへ書き戻すことはないので、CRM側のお客様情報をLumoが上書きする心配はありません。
ここで取り込んだHubSpotのセグメント(リスト)は、メッセージ配信のセグメント条件として使えます。HubSpotのセグメント(リスト)はHubSpot側の顧客グループ、Lumoのセグメントは配信先を絞り込む条件で、Lumoのセグメント条件では 「HubSpotセグメント」 として選びます。どちらも、友だちに付けるタグとは別の概念です。
LumoからHubSpotに書き込むデータ
LumoからHubSpotには、LINE運用の状況をHubSpot側でも把握できるよう、LINE関連のプロパティを書き込みます。
| Lumoのプロパティ | 説明 |
|---|---|
| LINE User ID | LINEのユーザー識別子をコンタクトに記録します |
| LINE表示名 | LINEの表示名を同期します |
| LINEプロフィール画像 | LINEのプロフィール画像を同期します |
| LINE友だち追加日 | 友だちになった日を記録します |
| LINEフォロー状態 | 友だち登録(フォロー)状態を同期します |
| LINEタグ | 友だちに付けたタグを同期します。HubSpot側で書き換えた内容もLumoに戻ります |
| LINE Traffic Source | 友だち追加のきっかけを記録します。カスタムQRコード経由ならQRコードの名前が入ります |
| LINE Acquisition Route | 最初に友だち追加された経路を記録します(QRコード・友だち追加CTA・Klaviyoフォーム・Shopifyお客様アカウントなど) |
| LINE Acquisition Page | 最初の友だち追加が始まったページのURLを記録します |
| 最終配信名・最終配信日 | 直近のメッセージ配信の情報を同期します |
| 最終開封日・最終クリック日 | 直近の開封・クリックの状況を同期します |
書き込むプロパティは、連携したLINE公式アカウントや有効にした機能に応じて変わります。グループチャット同期を有効にすると、LINEのグループチャットをHubSpotの会社オブジェクトとして同期します。
ここで同期される「LINEタグ」は、友だちに付けるタグです。配信対象を絞り込むセグメントとは別物なので、混同しないようご注意ください。
流入元(LINE Traffic Source)の記録
カスタムQRコードから友だちになった人は、そのQRコードの名前がHubSpotの 「LINE Traffic Source」 プロパティに残ります。どの施策から友だちが増えたかを、HubSpot側のセグメント(リスト)やレポートで追えます。
記録するのは最初の1回だけです。すでに値が入っているコンタクトは、あとから別のQRコードを読み取っても書き換えません。カスタムQRコード以外の経路で友だちになった場合は、経路を表す共通の値が入ります。
あわせて、「LINE Acquisition Route」(最初に友だち追加された経路)と 「LINE Acquisition Page」(その友だち追加が始まったページのURL)も記録します。こちらも最初の1回だけで、あとから書き換えません。
フィールドの書き戻し
Lumoのフィールドを、HubSpotのコンタクトプロパティへ書き戻せます。会員ランクや来店回数など、Lumoで貯めた情報をHubSpot側の分析やワークフローでも使えます。
- HubSpot連携の設定にある 「フィールドの書き戻し」 で、書き戻すフィールドの対応(マッピング)を作ります
- マッピングごとにLumoからHubSpotへの片方向で同期し、値が変わるたびに自動で反映します
- 「まとめて追加」 を使うと、複数のフィールドを一度に選び、HubSpot側の内部名をPrefix(例:
lumo_)から一括で生成できます。作成後は、既存の値を一度だけまとめて反映します - テキスト・数値・日付・日時など、各タイプのフィールドを書き戻せます
LINEタグの双方向同期
LINEタグは、LumoとHubSpotのあいだを双方向で行き来します。Lumoで付け外ししたタグはHubSpotに書き込み、HubSpot側で書き換えた内容はLumoの友だちに戻ります。
タグを保存するHubSpot側のプロパティは、連携時に自動で作る 「LINE user tags」 です。この値をカンマ区切りで書き換えると、その友だちのLumoのタグをHubSpotの値でそっくり置き換えます。HubSpot側の値が正になるため、Lumoにだけ付けていたタグは外れます。
- Lumoにまだ無い名前を書くと、そのタグを新しく作って付けます
- 無効にしていたタグの名前を書くと、そのタグをまた有効にします
- 1人のコンタクトが複数のLINE公式アカウントの友だちとひもづいている場合は、どの友だちを指すのか決められないため反映しません
- タグ名にカンマが入っている友だちも反映しません。カンマ区切りの値では、その名前を元どおりに戻せないためです
HubSpotのセグメント(リスト)やワークフローでタグをまとめて更新したいときに便利です。更新した結果は、Lumoのセグメントや配信の絞り込みにそのまま使えます。
同期する項目を見直す
取り込む項目は、連携後に同期データ画面でいつでも見直せます。最初は基本項目だけにしておき、運用に合わせて少しずつ増やすのがおすすめです。
項目を追加する
- LumoのHubSpot連携画面で同期データを開きます
- 「HubSpotプロパティを追加」 から、同期したいプロパティを選びます
- 追加すると、HubSpotとLumoのどちらの値を優先するかは同期ルールで自動的に決まります
使ったプロパティは自動で同期対象に加わる
配信・ワークフロー・セグメントでHubSpotプロパティを使うと、そのプロパティを同期対象に自動で加えます。同期データ画面で先に追加しておかなくても、使いはじめた時点で値が届くようになります。
メッセージの本文に直接書いた {{ hubspot.プロパティ名 }} のような差し込み項目も、保存するときに読み取って対象に加えます。追加したプロパティは、すでにいるコンタクトの分もさかのぼって取り込みます。値がそろうまで数分から15分ほどかかります。
同期する項目を管理側でそろえたいときは、同期データ画面の 「使用時に自動で追加する」 をオフにします。オフにすると、同期プロパティはこの画面からの手動追加だけになります。すでに同期中のプロパティはそのまま残ります。この切り替えができるのはワークスペースの管理者だけです。
同期データ画面でわかること
| 列 | 説明 |
|---|---|
| HubSpotプロパティ | HubSpot側のプロパティ名 |
| Lumo | 対応するLumo側の項目 |
| 同期ルール | どちらの値を優先するか(更新日時が新しい方) |
| 使用箇所 | そのプロパティを使っている配信・ワークフロー・セグメント・質問アクション・受信箱カード。どこでも使っていなければ 「未使用」 と出ます |
| 状態 | その項目の同期状態 |
使用中のプロパティを削除しようとすると、確認のメッセージが出ます。削除すると、そのプロパティを使っている配信やワークフローで値が表示されなくなります。消す前に 「使用箇所」 を確かめてください。
HubSpotのセグメント(リスト)の同期
HubSpotのセグメント(リスト)はLumoに同期され、メッセージ配信のセグメント条件として使えます。HubSpotでは、従来の「リスト」を「セグメント(リスト)」と呼びます。
| セグメント(リスト)の種類 | 説明 |
|---|---|
| 条件で自動更新されるもの(アクティブ) | 条件に合うメンバーを自動で更新するセグメント(リスト)を同期します |
| 手動で登録するもの(静的) | 手動で登録したセグメント(リスト)も同期します |
同期したセグメント(リスト)は、Lumoのセグメント条件 「HubSpotセグメント」 で選べます。HubSpot側でセグメント(リスト)を整えておけば、Lumoの配信ターゲット設定にそのまま活かせます。
配信先に選んだ直後のセグメント(リスト)には 「(未同期)」 と付き、受信者のプレビューが0人のままになることがあります。まだメンバーを取り込んでいないだけなので、「HubSpotリストのメンバーを同期しています…」 と出ているあいだは少し待ってください。同期が終わると人数が出ます。
同期のタイミング
同期のタイミングは、初回・自動・手動の3つです。初回以降はLumoが自動で更新し続けるため、基本的に手動操作は不要です。
| タイミング | 説明 |
|---|---|
| 初回同期 | 連携完了後に、対象データをまとめて取り込みます |
| 自動同期 | 連携後はLumoが定期的にコンタクトとセグメント(リスト)を同期します |
| 手動再同期 | ダッシュボードの 「データを再同期」 ボタンで、任意のタイミングに実行できます |
データ量が多い場合、初回同期や再同期は完了まで数分かかることがあります。
同期ステータスの確認
同期がうまくいっているかは、ダッシュボードの同期ステータスで確認できます。状態に応じた表示と意味は次のとおりです。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 正常 | 最新のデータが同期されています |
| 同期中 | データを同期しています |
| 反映中 | 同期結果を反映しています |
| 失敗 | 前回の同期に失敗しました。同期履歴で詳細を確認してください |
ダッシュボードには 「データを再同期」 ボタンもあり、設定を見直したあとに手動で再実行できます。
同期履歴
過去の同期結果は、ダッシュボードの同期履歴で確認できます。1回ごとの実行内容を一覧で振り返れます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 日時 | 同期を実行した日時 |
| ステータス | 同期完了・再同期中・再同期失敗などの状態 |
| コンタクト | 同期したコンタクトの件数 |
| リスト | 同期したセグメント(リスト)の件数 |
| エラー | 失敗した場合のメッセージ |
エラーが続く場合は、同期履歴のメッセージを確認したうえで、再同期をお試しください。
受信トレイ同期で扱うデータ
受信トレイ同期は任意の機能です。利用する場合のみ追加で連携すると、LINEの会話をHubSpotの受信トレイとヘルプデスクで受け取り、そのまま返信できます。連携しなくても、コンタクトやセグメント(リスト)の同期はそのまま使えます。
| データ | 説明 |
|---|---|
| メッセージ本文 | LINEの会話をHubSpotの受信トレイに同期します |
| 画像・ファイル添付 | LINEで受信した画像やファイルをHubSpotの会話に添付し、HubSpotから送った画像やファイルをLINEに届けます |
| 送受信時刻 | HubSpot側の会話履歴に反映します |
| 接続先のチャネル情報 | どのLINE公式アカウント経由の会話かを保持します |
受信トレイ同期の連携はHubSpot側の受信トレイ設定から開始し、連携後の状態はLumoの設定画面で確認できます。
同期を停止したときの扱い
連携やアプリを解除すると、新しい同期は止まりますが、すでに作成されたデータはそのまま残ります。
- 連携を解除すると、新しいコンタクト同期・セグメント(リスト)同期・HubSpotワークフローのLINEアクションは停止します
- 受信トレイ同期だけを解除した場合は、新しい会話同期が止まります。HubSpot側のチャネル設定は自動では削除されません
- HubSpotに作成済みのプロパティやプロパティ値、過去の会話履歴は自動では削除されません
- 不要なデータを消したい場合は、HubSpot側で手動で削除してください
うまくいかないときは
同期が反映されないときは、まずデータ量と連携状態を確認すると原因を切り分けやすくなります。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 同期が遅い | コンタクトが多いと初回同期に時間がかかります。しばらく待ってからダッシュボードを確認します |
| コンタクトが同期されない | HubSpotアカウントにコンタクトが登録されているか確認します |
| エラーが続く | 同期履歴のメッセージを確認し、「データを再同期」 を試します。改善しない場合はサポートにお問い合わせください |
| 受信トレイの会話が出ない | 受信トレイ同期が連携済みか、接続先のLINE公式アカウントが正しいかを設定画面で確認します |
ヘルプセンター: https://guide.lumo.cx/hc/ja
お問い合わせ: https://www.littlehelp.co.jp/contact