HubSpotと連携すると、HubSpotのコンタクトやリストとLINEの友だちをつなげて運用できます。連携の設定は数ステップで完了し、完了後はマーケティングエージェントに「HubSpotのデータを使って配信を考えて」と相談しながら活用を進められます。この記事では、連携の準備から設定手順、連携後の確認、解除までを説明します。
HubSpot連携でできること
HubSpotのCRMデータとLINEの友だちデータをつなげ、HubSpotを起点にしたLINE運用ができるようになります。
連携を有効にすると、次のことができます。
- HubSpotのコンタクト、リスト、ワークフローなどの参照データをLumoで利用する
- HubSpotのリストやコンタクトプロパティを条件に、LINE配信のセグメントを作成する
- LINEの友だち情報やフォロー状態を、HubSpotのカスタムプロパティに書き戻す
- HubSpotのワークフローからLINEメッセージを送信する
- HubSpotのコンタクト画面からLINEのチャットを開く
- HubSpotの受信トレイとLumoの受信トレイを同期する(任意)
連携後の配信づくりは、マーケティングエージェントに目標を伝えて任せられます。たとえば「HubSpotで『VIP』リストに入っている友だちに、今週末のキャンペーンを案内したい」と相談すると、エージェントがセグメントの提案や配信案の作成まで進めます。最終的な実行は、承認画面の 「実行する」 で進め、見送る場合は 「やめておく」 を選びます。
連携を始める前に確認すること
連携をスムーズに完了させるため、権限とアカウントの状態を事前に確認してください。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| Lumoの権限 | 対象のワークスペースに管理者としてログインしている |
| HubSpotの権限 | アプリの連携や設定変更ができる「スーパー管理者」相当の権限を持っている |
| LINE公式アカウント | 連携に使うLINE公式アカウントがLumoに接続済みである |
| HubSpotのプラン | 無料プラン以上で利用できる(実運用にはStarterプラン以上を推奨) |
受信トレイ同期も使う場合は、HubSpotで受信トレイを管理できる権限もあわせて確認してください。
連携の所要時間は15分程度です。
連携を始める入口
HubSpot連携は、Lumoから始める方法と、HubSpot App Marketplaceから始める方法のどちらでも開始できます。どちらを選んでも、最終的に同じHubSpot連携設定につながります。
| 入口 | 概要 |
|---|---|
| Lumoから始める | Lumoの連携ウィザードに沿って、確認とHubSpotへのログインを順に進めます |
| HubSpot App Marketplaceから始める | HubSpotでLumoアプリを開き、その途中でLumoにサインインして接続先のLINE公式アカウントを選びます |
どちらの入口でも、新しいLINE公式アカウントを作るのではなく、Lumoに接続済みの既存アカウントを選んで連携します。使いたいLINE公式アカウントがまだLumoにない場合は、先にLumoでアカウントを接続してください。
Lumoから連携する
Lumoの連携ウィザードでは、利用するデータを確認しながら4つのステップで連携を完了します。
連携ウィザードを開く
- Lumoのナビゲーションメニューから 「外部サービス連携」 を開きます。
- 「HubSpot」 を選びます。
- 連携前の確認事項を読み、「HubSpot連携を開始する」 をクリックします。
ウィザードの4ステップ
| ステップ | 画面 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 1 | Lumoが利用するHubSpotデータの確認 | コンタクトのレコードID、リスト/セグメント、ワークフローなどの参照データをLumoで使うことを確認します |
| 2 | HubSpotに追加するLumoデータの確認 | LumoがHubSpotに自動作成するカスタムプロパティの内容を確認します |
| 3 | HubSpotにログイン | HubSpotのログイン画面に移動し、連携を許可します |
| 4 | 連携完了 | 連携が完了したことを確認し、ダッシュボードに進みます |
ステップ1で確認するとおり、氏名・メールアドレス・電話番号などのコンタクトプロパティは、初期状態ではLumoに同期されません。必要な項目は連携後に同期データの設定から追加します。
連携を許可すると、HubSpot側にLumoが利用するカスタムプロパティが自動作成されます。初回同期とプロパティの作成が反映されるまで数分かかる場合があります。
HubSpot App Marketplaceから連携する
HubSpot App Marketplaceから始める場合は、Lumoアプリのインストールの途中でLumoにサインインし、接続先のLINE公式アカウントを選びます。
- HubSpot App Marketplaceで Lumo のアプリページを開きます。
- アプリのインストールを進めると、Lumoのサインイン画面が開きます。対象のワークスペースにサインインします。
- 連携するLINE公式アカウントを選びます。
- 「HubSpotで続行」 をクリックし、HubSpotに戻ります。
- HubSpotの画面で必要な権限を確認し、インストールを完了します。
まだLumoに接続済みのLINE公式アカウントがない場合は、Lumoでアカウントを接続してから、HubSpot App Marketplaceでアプリを開き直してください。
連携直後に確認すること
連携が完了したら、HubSpot連携のダッシュボードで同期の状態を確認します。
連携のダッシュボードでは、次の内容を確認できます。
- 連携状態(正常/同期中/反映中/失敗)
- 初回同期の進行状況(コンタクトの処理件数など)
- 同期履歴
- 接続中のHubSpotアカウント(Hub ID)
データの反映が止まっているように見える場合は、ダッシュボードの 「データを再同期」 から再同期をリクエストできます。再同期はデータ量によって完了まで数分かかる場合があります。
連携後に見直したい設定
連携後は、HubSpot連携画面の3つのメニューで運用に合わせた設定ができます。
| メニュー | 主にできること |
|---|---|
| ダッシュボード | 同期状態の確認、同期履歴の確認、データの再同期 |
| 同期データ | HubSpotから取り込むコンタクトプロパティの追加・削除 |
| 設定 | Hub IDの確認、受信トレイ同期、コンタクト自動作成、グループチャット同期、既存LINE User IDの取り込み、連携解除 |
メールアドレスや独自のHubSpotプロパティをLumoで使いたい場合は、「同期データ」 から 「HubSpotプロパティを追加」 で同期対象に加えてください。
HubSpotに自動作成されるプロパティ
連携すると、HubSpotのコンタクトにLINE関連の情報を保存するカスタムプロパティが自動で作成されます。
代表的なプロパティは次のとおりです。
| プロパティ | 内容 |
|---|---|
| LINE User ID | LINEのユーザー識別子 |
| LINE表示名 | LINEの表示名 |
| LINEプロフィール画像 | LINEのプロフィール画像 |
| LINEフォロー状態 | 友だち登録・ブロックの状態 |
| LINE友だち追加日 | 友だちになった日時 |
| LINEタグ | 友だちに付けたタグの情報 |
| 最終配信名/最終配信日 | 直近のLINE配信の情報 |
ここで書き戻される LINEタグ は、友だちに付ける タグ の情報です。配信対象を絞り込む セグメント とは別の概念です。HubSpotのリストやプロパティを条件に配信対象を絞り込みたい場合は、Lumoの セグメント で条件を設定します。
接続するLINE公式アカウントや有効にした機能によって、作成されるプロパティは増えることがあります。これらのカスタムプロパティは、HubSpot側で削除・変更しないように注意してください。
HubSpotのワークフローからLINEメッセージを送る
HubSpotのワークフローにLINE送信のアクションを追加すると、条件に合ったコンタクトへLINEメッセージを自動で送れます。
- HubSpotでコンタクトを対象にしたワークフローを作成します。
- アクションとして、LumoのLINEメッセージ送信アクションを追加します。
- 送信に使うLINE公式アカウントを選びます。
- 送信するメッセージの種類を選び、内容を設定します。
メッセージの内容は、次のどちらかを選べます。
| 設定方法 | 内容 |
|---|---|
| 自動送信メッセージから選ぶ | Lumoに保存済みの自動送信メッセージを選びます |
| メッセージ本文を直接入力する | HubSpot上で送るメッセージ本文を入力します |
ここで選べる 自動送信メッセージ は、Lumoであらかじめ作成しておく必要があります。
HubSpotからLINEのチャットを開く
HubSpotのコンタクト画面から、対象の友だちとのLINEチャットをそのまま開けます。
- HubSpotで対象のコンタクトを開きます。
- サイドバーに表示されるLumoのカードから、LINEチャットを開きます。
- Lumoのチャット画面が開き、その友だちとの会話履歴を確認できます。
チャットが開かないときは、Lumoにログインした状態か、対象のコンタクトにLINEの友だちが紐づいているかを確認してください。Lumoのログインが切れている場合は、再ログイン後にもう一度開いてください。
HubSpotの受信トレイと同期する(任意)
受信トレイ同期は任意の機能です。HubSpotの受信トレイでLINEの会話を扱いたい場合に設定します。
受信トレイ同期を接続する
受信トレイ同期の接続は、HubSpotの受信トレイ設定から始めます。
- HubSpotの受信トレイ設定で、Lumoのチャネルを接続します。
- 接続の途中でLumoの画面が開いたら、同期するLINE公式アカウントを選びます。
- HubSpotに戻り、接続が完了したことを確認します。
- Lumoの 「設定」 > 「受信トレイ同期設定」 で、接続先の受信トレイとチャネルアカウントを確認します。
接続後は、LINEで届いた会話がHubSpotの受信トレイにも表示されるようになります。テストのメッセージや画像を送って、HubSpot側に表示されることを確認してください。
受信トレイ同期の状態を確認する
Lumoの 「受信トレイ同期設定」 では、接続状態を次の表示で確認できます。
| 表示 | 状態 |
|---|---|
| 接続済み | 受信トレイ同期が有効です |
| 未接続 | 受信トレイ同期はまだ接続されていません |
| 再接続が必要 | HubSpot側のチャネルが無効です。HubSpotの受信トレイ設定でLumoのチャネルを再接続してください |
既存のLINE User IDを取り込む
HubSpotのコンタクトにLINE User IDがすでに保存されている場合は、その値を読み取ってLumoの友だちとID連携できます。
設定は、Lumoの 「設定」 > 「既存LINE User ID取り込み」 で行います。
- LINE User IDが入っているHubSpotのリストを 「同期元リスト」 で選びます。
- LINE User IDが保存されているHubSpotのプロパティを選びます。
- 設定を保存します。
同期元リストを指定すると、定期的にHubSpotから既存のLINE User IDを取り込み、Lumoの友だちと紐づけます。指定を削除すると、取り込みは停止します。
連携を解除する
連携の解除は、Lumo側の解除とHubSpot側の削除が別の操作です。完全に切り離したい場合は両方を確認してください。
Lumo側で解除する
- HubSpot連携の 「設定」 を開きます。
- 受信トレイ同期を使っている場合は、「受信トレイ同期設定」 で 「受信トレイ同期を解除」 を実行します。
- 連携自体を解除する場合は、「連携解除」 をクリックします。
- 確認ダイアログで解除を確定します。
連携を解除すると、HubSpotから同期したコンタクトデータと、Lumoの友だちとHubSpotコンタクトのID連携情報が削除されます。HubSpotの属性を使ったセグメントで配信している場合は、配信対象に影響することがあるため、解除前に確認してください。
HubSpot側で削除する
- HubSpotの受信トレイ設定で、接続済みのLumoのチャネルを削除または無効にします。
- アプリ自体が不要な場合は、HubSpotの接続済みアプリ一覧からLumoアプリを削除します。
Lumo側で解除しても、HubSpot側のチャネル設定や、HubSpotに作成済みのカスタムプロパティ、過去の会話履歴は自動では削除されません。不要な場合はHubSpot側で手動で削除してください。
うまくいかないときは
連携や同期で困ったときは、まず権限と同期状態を確認すると原因を切り分けやすくなります。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 連携の認証に失敗する | HubSpotでアプリを連携できる「スーパー管理者」相当の権限を持っているか |
| 初回同期が始まらない | 連携完了から数分待ってから、ダッシュボードの同期状態と同期履歴を確認する |
| カスタムプロパティが作成されない | HubSpotのプロパティ作成の上限や権限設定を確認する |
| LINEのチャットが開かない | Lumoにログインした状態か、対象のコンタクトにLINEの友だちが紐づいているか |
| HubSpotの受信トレイに会話が出ない | 接続先の受信トレイとLINE公式アカウントの組み合わせが正しいか、受信トレイ同期が「再接続が必要」になっていないか |
解決しない場合は、Lumoのヘルプセンターまたはお問い合わせ窓口をご利用ください。
ヘルプセンター: https://guide.lumo.cx/hc/ja
お問い合わせ: https://www.littlehelp.co.jp/contact