トリガーは、ワークフローが動き出すきっかけです。「友だち追加された」「特定のキーワードが届いた」といった出来事を起点に、設定した自動応答を実行します。この記事では、Lumoで使えるトリガーの種類と、それぞれの設定項目を説明します。
ワークフロー全体は、目標を伝えればマーケティングエージェントが構成を提案します。「友だち追加されたらあいさつを送りたい」のように相談すれば、適切なトリガーを含むワークフローの案をエージェントが用意します。トリガーを自分で選んで細かく調整したい場合は、各トリガーの設定項目を参考にしてください。
トリガーの種類
Lumoのワークフローでは、13種類のトリガーを起点にできます。発火条件と主な用途は次のとおりです。
| トリガー | 発火するタイミング | 主な用途 |
|---|---|---|
| 友だち追加 | 友だちに追加されたとき | あいさつメッセージ、初回アンケート |
| メッセージ受信 | 友だちからメッセージが届いたとき | キーワード応答、よくある質問への自動回答 |
| ポストバック受信 | リッチメニューやボタンがタップされたとき | メニュー操作への応答、選択結果の処理 |
| QRコード読み取り | 指定したQRコードが読み取られたとき | 来店・イベント時の情報配信 |
| 動画視聴完了 | トラッキング対象の動画を最後まで視聴したとき | 視聴後のフォローアップ |
| ブロック | アカウントがブロックされたとき | ブロック時の後処理、外部サービスへの記録 |
| カゴ落ち | チェックアウト後に購入が完了しなかったとき | カゴ落ちフォローアップ |
| 再入荷 | 在庫切れだった商品の在庫が回復したとき | 再入荷通知 |
| 再入荷(Amp) | Amp Back in Stockが購読者に再入荷を通知したとき | 再入荷通知のLINE配信 |
| 購入完了 | 購入が確定したとき | 購入後のお礼、クーポン配布 |
| 発送完了 | 発送ステータスが更新されたとき | 発送通知、追跡情報の案内 |
| 閲覧リマインド | 商品を閲覧後、一定時間が経過したとき | 閲覧した商品のリマインド |
| ID連携 | 外部サービスとのID連携が成立したとき | 連携完了のお礼、会員向け特典の案内 |
カゴ落ち、再入荷、購入完了、発送完了、閲覧リマインドの5つは、Shopify連携を設定している場合に利用できる、ECサイト向けのトリガーです。再入荷(Amp)はAmp Back in Stockアプリとの連携が前提です。ID連携は特定の連携サービスが前提ではなく、QRコードやAPI連携を含むどの経路のID連携でも起点にできます。
友だち追加トリガー
友だち追加トリガーは、友だちに追加された時点で発火します。あいさつや初回案内を自動で届けたいときの起点になります。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 発動する経路(種別) | 発火のきっかけにする友だち追加の経路を種別で選びます。QRコード(友だち追加リンク)・ストアフロントCTA(Webサイトの友だち追加CTA)・Klaviyoフォーム送信・Shopifyお客様アカウント・LINE標準経路(QR・検索など)・メッセージ起点から複数選択できます。未選択の場合はすべての経路で発動します |
| 発動するQRコード(経路) | 特定のQRコード(友だち追加リンク)経由の場合だけ発火します。Webサイトの友だち追加CTAもQRコードとして選べます |
| 発動するページURL(含む文字列) | 友だち追加が始まったページのURLに指定した文字列が含まれる場合だけ発火します。カンマ区切りで複数指定できます |
| QRコード経由を除外 | ONにすると、QRコード経由で追加された友だちにはこのワークフローを発火しません |
経路の種別・QRコード・ページURLを組み合わせた場合は、すべてを満たす友だち追加だけが発火の対象になります。たとえば「Webサイトの友だち追加CTA」かつ「URLに/pages/springを含む」と設定すると、キャンペーンページのCTAから追加された友だちだけにワークフローを届けられます。
「QRコード経由を除外」の使いどころ
QRコードを読み取って友だち追加されると、「友だち追加」と「QRコード読み取り」の2つのトリガーが同時に発火します。両方のワークフローにメッセージ送信が設定されていると、同じ友だちに同じようなメッセージが重複して届いてしまいます。
「QRコード経由を除外」をONにすると、QRコード経由で追加された友だちにはこのワークフローが発火しなくなります。QRコード読み取りトリガーのワークフローだけが動くため、あいさつの重複を防げます。検索やボタンなど、QRコード以外の経路での友だち追加には影響しません。
活用例
- あいさつメッセージを送る
- 自己紹介やサービス案内を配信する
- 初回アンケートで友だちを分類する
- QRコード経由の友だち追加はQRコード読み取りトリガーに任せ、あいさつの重複を防ぐ
メッセージ受信トリガー
メッセージ受信トリガーは、友だちからメッセージが届いたときに発火します。キーワードを設定すると、特定の内容のメッセージだけに反応させられます。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| キーワード | 反応するキーワードを入力します。複数登録できます |
| マッチタイプ | キーワードとメッセージの一致のしかたを選びます |
| 未応答プロパティを更新 | ONにすると、発火のたびにHubSpotコンタクトの「LINE Last Reply Message」「LINE Unanswered」プロパティを更新します。未応答の友だちへの対応をHubSpot側で管理している場合に使います |
マッチタイプの種類
マッチタイプは、キーワードとメッセージがどう一致したときに発火するかを決める設定です。キーワードが「料金」の場合の例とあわせて説明します。
| マッチタイプ | 発火する条件 | 例(キーワード:「料金」) |
|---|---|---|
| と一致する | メッセージ全体がキーワードと完全に一致する | 「料金」→ 発火 / 「料金を教えて」→ 発火しない |
| を含む | メッセージのどこかにキーワードが含まれる | 「料金」「料金を教えて」→ どちらも発火 |
| で始まる | メッセージがキーワードで始まる | 「料金を教えて」→ 発火 / 「月額料金」→ 発火しない |
| で終わる | メッセージがキーワードで終わる | 「月額料金」→ 発火 / 「料金を教えて」→ 発火しない |
活用例
- 「料金」「予約」などのキーワードに反応して、よくある質問への回答を自動で返す
- 特定のキーワードでカスタマーエージェントを起動する
ポストバック受信トリガー
ポストバック受信トリガーは、リッチメニューやメッセージ内のボタンがタップされたときに発火します。タップされたボタンに応じて、次のアクションへつなげられます。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| ポストバックデータ | 反応する値を指定します。未入力の場合はすべてのタップが対象になります |
| マッチタイプ | 指定した値とのマッチのしかたを選びます(と一致する/を含む/で始まる/で終わる) |
活用例
- リッチメニューのボタン操作に応じたメッセージを送る
- 選択式アンケートの回答を処理する
QRコード読み取りトリガー
QRコード読み取りトリガーは、Lumoで作成した特定のQRコードが読み取られたときに発火します。掲示場所ごとに異なる案内を出し分けられます。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| QRコード | 反応するQRコードを選びます。対象のLINE公式アカウントを先に選んでおく必要があります |
活用例
- 店舗やイベント会場にQRコードを掲示し、読み取った人に自動で情報を配信する
- QRコードごとに異なるキャンペーン情報を送る
動画視聴完了トリガー
動画視聴完了トリガーは、トラッキングを設定した動画を友だちが最後まで視聴したときに発火します。視聴したことを起点に、次のアクションへつなげられます。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| トラッキングID | 対象の動画に設定したトラッキングIDを指定します |
活用例
- 商品紹介動画を見終わった友だちにクーポンを配る
- 教育コンテンツの視聴後に次のステップを案内する
ブロックトリガー
ブロックトリガーは、アカウントがブロックされたときに発火します。ブロック時の記録や後処理を自動化できます。
設定項目
ブロックされると自動で発火するため、特別な設定は不要です。
活用例
- ブロックされた友だちの情報を外部サービスに記録する
- 連携している外部サービスのデータを更新する
カゴ落ちトリガー
カゴ落ちトリガーは、Shopify連携を設定している場合に使えるトリガーです。チェックアウトを始めたのに購入まで進まなかった友だちがいると発火します。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| カゴ落ち判定時間 | チェックアウトから何時間たったらカゴ落ちと判定するかを設定します |
活用例
- カゴ落ちした友だちにリマインドメッセージを送る
- クーポンを配って購入を後押しする
再入荷トリガー
再入荷トリガーは、Shopify連携を設定している場合に使えるトリガーです。在庫切れだった商品の在庫が回復したときに発火します。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 対象商品 | すべての商品を対象にするか、特定の商品を指定するかを選びます |
活用例
- 再入荷を待っている友だちに通知を送る
- 再入荷した商品の情報を配信する
再入荷(Amp)トリガー
再入荷(Amp)トリガーは、Amp Back in Stockアプリとの連携を設定している場合に使えるトリガーです。Ampが購読者へ再入荷を通知したタイミングで、対象の友だちにワークフローを発火できます。
前提
Amp Back in Stockアプリとの連携が必要です。AmpのAPIキーをShopify連携設定に登録し、発行されるURLをAmpアプリのWebhookに設定しておきます。
活用例
- 再入荷通知をLINEで配信する
- 再入荷した商品を商品カルーセルで届ける(自動送信メッセージアクションと組み合わせます)
購入完了トリガー
購入完了トリガーは、Shopify連携を設定している場合に使えるトリガーです。購入が確定した友だちを起点に発火します。発火するのは、Shopifyの顧客情報とLINEの友だちがひも付いている(ID連携済みの)お客様だけです。お客様情報のないゲスト注文では発火しません。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 購入タイプ | すべての購入/初回購入のみ/特定の商品を含む から選びます |
| 対象商品 | 購入タイプで「特定の商品を含む」を選んだ場合に、対象の商品を指定します |
活用例
- 購入後のお礼メッセージやクーポンを送る
- 友だちのタグや連携先のデータを更新する
発送完了トリガー
発送完了トリガーは、Shopify連携を設定している場合に使えるトリガーです。注文の発送ステータスが更新されたときに発火します。発火するのは、Shopifyの顧客情報とLINEの友だちがひも付いている(ID連携済みの)お客様だけです。お客様情報のないゲスト注文では発火しません。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 発送ステータス | すべて/全品発送完了/一部発送完了 から選びます |
活用例
- 発送通知を送る
- 配達予定日や追跡情報を案内する
閲覧リマインドトリガー
閲覧リマインドトリガーは、Shopify連携を設定している場合に使えるトリガーです。商品ページを閲覧した友だちが、一定時間購入しなかったときに発火します。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| リマインド送信タイミング | 閲覧から何時間後にリマインドを送るかを設定します |
| 対象商品 | すべての商品を対象にするか、特定の商品を指定するかを選びます |
活用例
- 閲覧した商品のリマインドを送る
- 閲覧商品に関連するクーポンを配信する
ID連携トリガー
ID連携トリガーは、友だちと外部サービスのID連携が成立したときに発火します。ShopifyやHubSpotなどの顧客情報とLINEの友だちがつながった瞬間をとらえて、お礼や特典をすぐに届けられます。
設定項目
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 発動するID連携の経路 | 発火のきっかけにする連携経路を選びます。複数選択でき、未選択の場合はすべての経路で発動します |
| 発動するQRコード(経路) | 特定のQRコード(友だち追加リンク)経由の場合だけ発火します。経路の選択と組み合わせると両方を満たす場合に発動します |
| 発動するページURL(含む文字列) | ID連携が始まったページのURLに指定した文字列が含まれる場合だけ発火します。カンマ区切りで複数指定できます |
選べる経路
| 経路 | 発火するタイミング |
|---|---|
| QRコード(友だち追加リンク) | QRコードの友だち追加リンク経由でID連携が成立したとき。読み取っただけでは発火せず、連携が成立した場合だけ発火します |
| ストアフロントCTA(Webサイトの友だち追加CTA) | Webサイトに設置した友だち追加CTA経由でID連携が成立したとき |
| Klaviyoフォーム送信 | Klaviyoのフォーム送信をきっかけにID連携が成立したとき |
| Shopifyお客様アカウント | ShopifyのLINE連携ボタンなど、お客様アカウント経由でID連携が成立したとき |
| API連携 | Public APIを使ったID連携が成立したとき |
| HubSpotワークフローのID連携アクション | HubSpotワークフローのID連携アクションで連携が成立したとき |
| KlaviyoフローのID連携 | KlaviyoフローをきっかけにID連携が成立したとき |
発火しないケース
発火するのは、新しくID連携が成立したときと、別のIDへ連携がつなぎ直されたときだけです。次のケースでは発火しません。
- すでに連携済みの友だちが、同じ連携先へ同じ内容で再連携したとき(重複連携)
- ID連携インポートやデータの定期同期など、一括での取り込みで連携が作られたとき
ほかのトリガーとの同時発火に注意
QRコード経由で友だち追加とID連携が同時に起きると、「友だち追加」「QRコード読み取り」「ID連携」の複数のトリガーが同時に発火することがあります。それぞれのワークフローにメッセージ送信を設定していると、同じ友だちへ似た内容が重複して届きます。連携完了のあいさつは、どれか1つのトリガーにまとめてください。
活用例
- ID連携が完了した友だちに、お礼のメッセージと会員向け特典を送る
- 連携をきっかけにタグやプロパティを更新して、そのあとの配信に活かす
トリガーの優先度
メッセージ受信トリガーには優先度を設定できます。複数のトリガーが同じメッセージに反応しうる場合に、どれを実行するかを優先度でコントロールします。
数値が小さいほど優先度が高くなります。優先度の高いトリガーがマッチすると、それより低い優先度のトリガーは実行されません。同じ優先度のトリガーは並列で実行されます。
優先度の比較に並ぶのは、実際に実行できるワークフローだけです。トリガー直後の条件分岐で対象外と確定したワークフローや、同じ友だちへの再実行を抑止する時間内のワークフローは、候補から外れます。条件に合わないワークフローが、優先度が高いだけでほかのワークフローを止めることはありません。
同じトリガーが重なっているとき
同じ条件のトリガーを持つワークフローがほかにもあると、エディタが3か所で知らせます。優先度の判定で片方が黙って動かなくなるのを、事前に気づけるようにするためです。
| 知らせが出る場所 | 見え方 |
|---|---|
| トリガーノード | 「同じトリガーが他にもあります」 の警告が付きます |
| 設定パネル | 「同じトリガーを持つワークフロー」 に相手のワークフローが並びます。クリックすると、そのトリガーを開いて確認できます |
| 利用開始のダイアログ | 「重複するトリガーがあります」 として、両方が実行されるのか、優先度で片方だけになるのかを知らせます |
警告が出ても、ワークフローの利用開始はできます。意図して同じトリガーを並べている場合は、そのまま進めてかまいません。
重なりを探す範囲は、アーカイブ以外のすべてのワークフローです。下書きも含みます。ほかのワークフローとの比較は、同じLINE公式アカウントを使っているワークフローどうしだけです。1つのワークフローの中に同じトリガーが複数あるときも、同じように警告が出ます。
再実行抑止
「再実行抑止」 は、同じ友だちに対してワークフローが立て続けに動くのを止める設定です。キーワードの連打や同じメッセージの重複受信で、同じ内容が二重に届くのを防げます。
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 再実行抑止 | ONにすると、同じ友だちに対して指定時間内はこのワークフローを再実行しません。抑止する時間は分で指定します(1分から1440分まで。初期値は2分) |
抑止されている間は、トリガーの優先度を比べる候補からも外れます。ほかのワークフローが同じメッセージに反応する設定なら、そちらが実行されます。
メッセージ受信トリガーの期間・時間帯の指定
メッセージ受信トリガーには、発火する期間や時間帯、曜日の条件を追加できます。「平日の営業時間内だけ自動応答する」といった出し分けに使えます。
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| 期間 | トリガーを有効にする開始日と終了日を指定します |
| 時間帯 | トリガーを有効にする時間帯を24時間表記で指定します。終了時刻に24:00を選ぶと、その日の終わりまで有効です |
| 配信する曜日 | トリガーを有効にする曜日を指定します |
期間・時間帯・曜日の判定は、ワークスペース設定の 「タイムゾーン」 を基準にします。遅延アクションの予定時刻や、メッセージに差し込む日付の変数も同じ基準です。海外拠点で運用する場合は、先にワークスペースのタイムゾーンを確認してください。
以前に設定したHubSpotプロパティ更新トリガー
以前に設定したHubSpotプロパティ更新トリガーは、これまでどおり動作します。新しいワークフローのトリガーとしては現在選べません。