データインポートを使うと、手元のCSVや基幹システムの顧客データをLumoに取り込み、LINEの友だちに結び付けられます。会員番号・購入履歴・ステータスといった外部の情報が友だちのプロパティになるので、セグメント配信やワークフロー、エージェントの分析でそのまま使えます。この記事では、データを取り込む手順と、取り込んだあとの運用を説明します。
データインポートでできること
外部データをアップロードして、LINE友だちのプロパティを追加・更新できます。全プランで使えます。
- ファイルから取り込む: CSV・JSON・Excelのファイルをアップロードして、列をLumoのプロパティに割り当てます
- 既存の友だちと突合する: 電話番号やメールアドレス、会員IDのような列をキーにして、すでにいる友だちの情報を更新します
- 繰り返し使う形で残す: 一度決めた列の割り当てはデータセットとして保存されるので、2回目からはファイルを差し替えるだけで済みます
- 自動で同期する: 外部システムのURLをエンドポイントとして登録すると、毎時または毎日のスケジュールで取り込みます
取り込んだプロパティは、友だち一覧・セグメント・ワークフロー・エージェントからそのまま使えます。LINE公式アカウントの既存の友だちをLINE側から取り込む機能は別にあり、そちらは友だちのインポートの記事で説明しています。
この機能を使うための条件
データインポートは全プランで使えます。使い始める前に、次の2点を確認してください。
- Lumoにログインしていること
- LINE公式アカウントが接続されていること
取り込みはLINE公式アカウントごとに分かれています。複数のアカウントを運用している場合は、対象のアカウントを選んでから操作してください。
データインポートの画面を開く
データインポートは、LINE公式アカウントの 「設定」 画面にある 「データインポート」 から開きます。
- サイドメニューの 「アカウント」 から対象のLINE公式アカウントを開きます
- 「設定」 画面を開き、「データインポート」 のセクションまで移動します
- 新しく取り込むときは 「データソースを追加」 、これまでの結果を見るときは 「ダッシュボードを確認」 をクリックします
セクションには保存済みのデータソースと最近の取り込み履歴が並びます。ファイルをこのセクションに直接ドラッグ&ドロップしても取り込みを始められます。
データを取り込む
「データソースを追加」 から、6つのステップで取り込みを進めます。名前を決めて、データを渡して、列をプロパティに割り当てる、という流れです。
データセット名の設定
取り込むデータのまとまりに名前を付けます。「データセット名」 には「会員リスト」のように用途がわかる名前を入れておくと、あとからデータを追加・更新するときに迷いません。
データソースの選択
データの渡し方を選びます。手元のファイルを使うなら 「ファイルをアップロード」 、外部システムから自動で取りに行くなら 「エンドポイントを接続」 を選びます。
データの取り込み
ファイルを選ぶか、画面にドラッグ&ドロップします。対応する形式と上限は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応形式 | CSV・JSON・Excel(.xlsx / .xls) |
| 列見出し | ファイルの先頭行(JSONの場合はキー)が列見出しになります |
| ファイルサイズ | 10MB以内 |
| 行数 | 50,000行以内 |
文字コードは 「自動判定」 のほか、UTF-8とShift_JISを選べます。プレビューで文字化けが見つかったときは、ここを切り替えてください。上限を超えるファイルは受け付けないので、分割してからアップロードします。
データの確認
読み込んだ内容をプレビューで確かめます。全体の行数と、先頭の数行が表示されます。列がずれていたり文字化けしていたりする場合は、ファイルか文字コードを見直してから次に進みます。
プロパティへのマッピング
データの各列を、LINE友だちのプロパティに対応づけます。列ごとに次の3つから選びます。
| アクション | 内容 |
|---|---|
| スキップ | その列を取り込みません |
| プロパティにマッピング | 既存のプロパティに値を入れます |
| 新しいプロパティを作成 | プロパティ名・データ型・キーを決めて、新しいプロパティを作ります |
新しいプロパティを作るとき、データ型は列の値から自動で推定されます。作るプロパティが多いときは 「ラベルの一括設定」 でPrefixやSuffixをまとめて付けられます。この画面で1つの列を ユニークキー に指定します。すぐに割り当てを決めきれないときは 「後でマッピングする(下書き保存)」 で保存し、あとから 「マッピング」 の画面で続きを設定できます。
完了
取り込みが終わると、結果が件数で表示されます。それぞれの意味は次のとおりです。
| 結果 | 意味 |
|---|---|
| 合計 | 取り込んだ行の総数 |
| 一致 | 既存の友だちと結び付いた行 |
| 不一致 | 結び付く友だちが見つからなかった行 |
| 競合 | 既存の友だちが同じプロパティに別の値を持っていた行。既存の値をそのまま残します |
| エラー | 取り込めなかった行 |
識別キーの考え方
行をどの友だちに結び付けるかは、識別プロパティ にマッピングした列で決まります。電話番号・メールアドレス・外部ID・LINE User IDタイプのプロパティを作るときに、 「識別プロパティとして使う」 にチェックを入れておきます。
- 識別プロパティにマッピングした列が複数あるときは、LINE User IDの列を最初に照合します。それ以外の列は、並び順で最初に一致したもので決まります
- 識別プロパティの列で一致しなかった行は、友だちと結び付かず「不一致」になります
マッピングで指定する ユニークキー は、行そのものを見分けるための鍵です。2回目以降の取り込みで同じ行を見つけて、新しい行なのか値が変わった行なのかを判定します。会員IDのように、その人だけを指す値の列を選んでください。ユニークキーを選ばないと、再取り込みのたびに新しい行として扱われ、差分の判定ができません。
保存済みのデータソースを再実行する
一度作ったデータセットは保存済みのソースとして残るので、2回目からはウィザードを通さずにデータを差し替えられます。
「設定」 画面の 「データインポート」 に並ぶソースから、次の操作ができます。
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| ファイルで実行 | 保存済みの列マッピングを使って、新しいファイルを取り込みます |
| 今すぐ同期 | エンドポイントを設定したソースを、その場で取り込みます |
| 名前を編集 | データセットの名前を変えます |
再実行では保存済みのマッピングが自動で適用されます。前回になかった列があるときはウィザードに出るので、その場で割り当てを決められます。
2回目以降の取り込みでは、変わった内容が 「確認待ち」 として提案されます。「変更を確認」 で更新・新規・変更なしの件数を見て、「すべて適用」 を押すと友だちのプロパティに反映されます。意図しない内容だったときは 「破棄」 で取り消せます。
エンドポイントを接続して自動で同期する
外部システムのURLを登録しておくと、ファイルを毎回アップロードしなくても、スケジュールに沿って自動でデータを取り込めます。
「エンドポイントを接続」 で設定する項目は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンドポイントURL | データを返すURL。レコードの配列を返すJSONか、CSVを返します |
| 認証ヘッダー・認証値 | URL側で認証が必要な場合に設定します(任意) |
| スケジュール | 「手動(今すぐ同期のみ)」「毎時」「毎日」 から選びます |
「毎時」 と 「毎日」 を選んだソースは、Lumoが10分おきに実行のタイミングを確かめて自動で取り込みます。取り込んだあとの処理は、ファイルをアップロードしたときと同じです。
取り込みの進捗と通知
行数の多いファイルは取り込みに時間がかかりますが、画面の前で待つ必要はありません。進捗バーと処理済みの行数が表示され、画面を離れても取り込みは続きます。
取り込みが終わると、結果はアプリ内通知で届きます。
| 通知 | 知らせてくれること |
|---|---|
| データの取り込みが完了しました | 取り込みが終わったことと、何件を友だちと突合できたか |
| データの取り込み処理が失敗しました | 取り込みが失敗したことと、その理由 |
通知は画面右上のベルのアイコンから確認できます。
取り込んだデータを管理する
取り込んだあとの確認と設定変更は、データインポートの画面にある4つのメニューから行います。
| メニュー | 内容 |
|---|---|
| ダッシュボード | データソースの状態・一致率・一致した友だち数・反映したプロパティ数と、取り込みの履歴を確認します |
| データ | Lumoに取り込んだデータの最新の内容を一覧で確認します |
| マッピング | 列とプロパティの対応づけをあとから編集します |
| 設定 | 接続方法・エンドポイント・データセットの削除を設定します |
履歴の行をクリックすると、その取り込みの明細を 「すべて」「一致」「不一致」「競合」「エラー」 のタブで確認できます。明細は 「CSVをダウンロード」 で書き出せるので、不一致の行を手元で調べたいときに便利です。
データセットは 「設定」 の 「データセットを削除」 から消せます。削除すると、友だちに追加した値・取り込み履歴・マッピング設定・接続設定がまとめて消え、元に戻せません。確認のためにデータセット名の入力を求められます。
うまくいかないときは
取り込みが思いどおりに進まないときは、ファイルの条件とマッピングの設定を順に確認してください。
- ファイルをアップロードできない: ファイルサイズが10MB以内、行数が50,000行以内かを確認します。超えるときはファイルを分割してください
- プレビューで文字化けする: 文字コードをUTF-8またはShift_JISに切り替えます。それでも直らないときは、ファイルをUTF-8で保存し直してからアップロードしてください
- 既存の友だちと結び付かない: 電話番号やメールアドレスなどの列を、識別プロパティに設定したプロパティにマッピングしているかを確認します
- 2回目の取り込みが反映されない: 「確認待ち」 の変更が残っていないかを確認し、「変更を確認」 から 「すべて適用」 で承認してください
- 競合の行がある: 既存の友だちが同じプロパティに別の値を持っていた行です。この場合は既存の値をそのまま残します。どの行が競合したかは、履歴の明細の 「競合」 タブで確認できます