フィールドは、友だちごとに必要な情報をカスタム項目として保存・管理できる機能です。役職・会員ランク・来店回数など、自社のマーケティングに必要な情報を友だちに持たせられます。持たせた値は、セグメントの絞り込みやワークフローの分岐に使えます。この記事では、フィールドの作成と活用方法を説明します。
フィールドとは
フィールドは、友だち一人ひとりに紐づくカスタム項目です。LINEから取得できる表示名などの基本情報に加えて、自社で管理したい情報を自由に定義できます。
タグが「付いているか・いないか」の目印であるのに対し、フィールドは「役職=マネージャー」「来店回数=5」のような値を持てます。値の種類や段階で友だちを細かく管理したいときはフィールド、シンプルな分類にはタグが向いています。
フィールドの一覧は、はじめは空の状態から始まります。必要なフィールドは 「フィールドを作成」 から自分で追加します。
フィールド画面を開く
フィールドの管理画面は、LINE公式アカウントのサイドメニューにある 「顧客データ管理」 から開きます。
- 対象のLINE公式アカウントを開きます
- サイドメニューの 「顧客データ管理」 をクリックします
- 「フィールド」 のカードを開くと、フィールドの一覧が出ます
フィールド一覧の見方
一覧には、フィールドがラベル・メモ・タイプ・友だち数・最終更新・マッピングの列で並びます。上部の 「顧客データ管理に戻る」 で元の画面に戻れます。ヘッダーのボタンは 「フィールドを作成」「フォルダーを作成」「デフォルト表示設定」 の3つです。
フィールドを作成する
「フィールドを作成」 から、新しいカスタムフィールドを定義します。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| ラベル | 画面に表示される名前です(例: 役職) |
| キー | システム識別子です。ラベルから自動で作られます(例: job_title)。作成時は書き換えられますが、保存後は変更できません |
| タイプ | 値の種類です。テキスト・数値・日付・日時・メール・電話・選択・外部ID・LINE User IDから選びます。日付は日付のみ、日時は時刻まで保存します |
| 選択肢 | 「選択」タイプで、選べる値を定義します。 「コードを設定する」 をオンにすると、選択肢に順番を付けて、セグメントで段階を比較できます(一覧では「選択(順番あり)」と表示されます) |
| フォルダ | フォーム上部で、フィールドを入れるフォルダーを選べます |
| メモ | フィールドの用途をメモとして残せます。一覧の「メモ」列に出ます |
フィールドの所属アカウントは作成後に変更できません。
フィールドに値を設定する
フィールドの値は、友だち詳細での直接編集・ワークフローによる自動更新・データインポートで設定できます。
- 友だち詳細で直接編集: 友だちの詳細画面の「フィールド」カードで、値を直接入力できます。編集すると画面下部にバーが出るので、 「保存」 で確定します。各入力欄の時計アイコン 「変更履歴を確認」 から、いつ・どの方法(手動・ワークフロー・データインポート・ID連携インポート)で値が変わったかをたどれます
- ワークフローで自動更新: ワークフローのアクション 「フィールド設定」 で、友だちのフィールドを自動で更新できます。「クーポンを使った友だちの来店回数を増やす」のような運用を自動化できます
- データインポートで一括設定: CSVをインポートして、多数の友だちの値を一括で設定・更新できます。列をどのフィールドに取り込むかを選ぶ手順は、データインポートの記事で確認できます
識別フィールドとデータインポート
「データインポート時の友だち照合に使用する」 をオンにしたフィールドは、CSVインポートのときに友だちを照合するキーになります(例: 会員IDで友だちを特定して更新する)。このチェックは、メール・電話・外部ID・LINE User IDのタイプで選べます。
同じ友だちを含むCSVを繰り返しインポートしたときの動きは、フィールドごとの 「データインポート時の動作」 で決められます。識別フィールドは友だちを見つけるためだけに使うので、インポートで値が書き換わることはありません。
データインポート時の動作
フィールドの作成・編集フォームの「データインポート」セクションで、再インポート時の更新ルールをフィールドごとに選べます。
| 選択肢 | 動き |
|---|---|
| 再インポートで上書き | 新しい値で常に更新します |
| 既存値を保持してコンフリクト記録 | すでに入っている値を残し、食い違いを取り込み結果に「競合」として記録します |
| 手動のみ — インポートは更新しない | インポートでは値を変えません |
「データインポート時の友だち照合に使用する」 をオンにしたフィールドは、「手動のみ」に固定されます。
LINE User IDで照合する
タイプ 「LINE User ID」 のフィールドは、CSVのLINE User ID列で友だちを直接照合するために使います。ほかのツールから移ってくるCSVがLINE User IDしか持っていない場合でも、このタイプのフィールドを作れば取り込めます。
- 「データインポート時の友だち照合に使用する」 のチェックは常にオンです。照合専用のタイプのため、オフにはできません
- 値そのものは保存しません。友だちを見つけるためだけに使います
- メールアドレスの列とLINE User IDの列が両方あるCSVでは、LINE User IDの列を先に照合します
フィールドを活用する
設定したフィールドの値は、友だちの絞り込みや自動化の条件として活用できます。
| 活用場所 | 内容 |
|---|---|
| 友だち一覧 | 表示設定がオンのフィールドが列として並びます。列見出しをドラッグすると、並び順と幅を変えられます(ブラウザごとに保存されます) |
| 受信トレイ | 会話の右側パネルの 「フィールド」 カードで、対応中の友だちの値を確認できます |
| セグメント | 条件項目に 「フィールド」 を選び、値で配信先を絞り込めます |
| ワークフロー | アクション 「フィールド設定」 で値を自動更新できます |
フィールドの編集画面にある 「このフィールドの使用箇所」 で、どのセグメントやワークフローで使われているかを確認できます。使われているフィールドを削除する前に、影響範囲を確認してください。
友だち詳細に表示するフィールドを決める
友だち詳細の「フィールド」カードに出すフィールドと並び順は、全体の既定と友だち個別の2段階で決められます。
すべての友だちに共通の既定を決める
フィールド一覧の 「デフォルト表示設定」 から、 「フィールドのデフォルト表示を設定」 を開きます。すべての友だち詳細に表示するフィールドと表示順を設定できます。 「フィールドを追加」 で足し、 「表示から外す」 で外し、 「表示設定を保存」 で確定します。個別に表示設定を変更している友だちには反映されません。
友だちごとに変える
友だち詳細の「フィールド」カード右上の 「表示設定」 から、その友だちにだけ表示するフィールドを変えられます。変更内容はその友だちにのみ反映されます。 「デフォルト表示に戻す」 で既定の表示に戻せます。
取り込み元と書き込み先をまとめて設定する
フィールド一覧で複数のフィールドを選んで 「マッピング」 をクリックすると、 「フィールドをマッピング」 の画面が開きます。データインポートの取り込み元の列と、HubSpot連携中はHubSpotへの反映先も、フィールドごとにまとめて設定できます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| データインポート取り込み先 | 「取り込む」「取り込まない」 を切り替え、取り込み元の列を選びます |
| HubSpotの反映先 | 「反映する」「反映しない」 を切り替え、書き込み先のプロパティを選びます(HubSpot連携中のみ) |
「この内容でマッピング」 で保存します。マッピングを変更しても、現在のデータは変更されません。次回のデータインポートから新しい設定が使われます。突合キーの列は変更できません。設定した内容は、一覧の「マッピング」列で確認できます。
フォルダーで整理する
フィールドが増えてきたら、フォルダーで整理できます。
- 「フォルダーを作成」 でフォルダーを作成します
- フィールドを選んで 「フォルダーに移動」 で整理します
- フォルダーを削除しても、中のフィールドは削除されずトップレベルに移動します
うまくいかないときは
フィールドが期待どおりに動かないときは、キー・タイプ・使用箇所を確認してください。
- キーを変更したい: キーは保存後に変更できません。新しいフィールドを作成し、値を移行してください
- インポートで値が更新されない: そのフィールドを 「データインポート時の友だち照合に使用する」 にしていないか、 「データインポート時の動作」 が「手動のみ」になっていないかを確認してください。識別フィールドは友だちの照合だけに使うため、インポートでは値が入りません。値も入れたい場合は、別のフィールドを作って列を分けてください
- 削除できない・影響が心配: 編集画面の 「このフィールドの使用箇所」 で、セグメントやワークフローでの利用状況を確認してから削除してください
- 作成・変更できない: メンバー権限の 「フィールドの利用」 が許可されているかを管理者に確認してください。権限がないと、画面上のボタンは押せても、保存の時点で拒否されます