Shopify連携を使うと、ストアの購買データをLumoに取り込み、LINE上でお客様一人ひとりに合ったメッセージを届けられます。難しい分析や配信の設計はマーケティングエージェントに任せ、目標を伝えて承認すれば運用できます。
Shopify連携でできること
Shopify連携の中心は、ストアの購買データとLINEの友だちをつなぎ、購入状況に応じたフォローを自動化することです。
エージェントに任せられる代表的なことは次のとおりです。
- 購入回数や累計購入金額などの条件に合った友だちを抽出し、メッセージ配信の対象を決める
- 商品データをもとに、おすすめ商品を選んでカードタイプメッセージを組み立てる
- 購入のお礼や発送のお知らせを届けるワークフローを準備する
- カゴ落ち(チェックアウト途中で離脱した状態)した友だちへのフォローを準備する
- 1人1コードのクーポンをLINEで配り、受け取りから利用までを追う
- 商品を閲覧したまま購入しなかった友だちへの閲覧リマインドを準備する
- 商品を何度も見てくれている友だちを商品閲覧セグメントで抽出し、購入を後押しする配信を届ける
- ストアのページにLINE友だち追加CTAを出し、訪問者をその場で友だち追加・ID連携につなげる
これらは「相談」モードでエージェントに目標を伝えると提案が返り、「実行する」を選ぶと反映されます。自分で設定したい場合は、Shopify連携の各設定画面から手動で操作することもできます。
取り込まれるShopifyのデータ
Shopifyから取り込むのは、顧客・注文・商品などストア運用の基本となるデータです。
| 種類 | 主な項目 |
|---|---|
| 顧客データ | 名・姓、表示名、顧客タグ、購入回数、累計購入金額、最終購入日、顧客ステータス |
| 注文データ | 注文番号、合計金額、通貨、支払いステータス、配送ステータス、注文日時 |
| カゴ落ち | チェックアウトの完了状況、カゴ落ちURL、商品数 |
| 商品データ | 商品名、説明、価格、在庫数、商品ステータス、商品タグ |
| 注文明細 | 注文に含まれる商品、数量、単価 |
メールアドレスと電話番号は、顧客と友だちを同じ人物として結び付けるために受け取り、暗号化して保持します。友だち情報の表示や配信への利用は初期状態では無効で、必要な場合だけ同期データの設定から明示的に有効化します。
LINEの状態をShopifyに反映する
LumoはLINE側の状態をShopifyの顧客情報に書き戻し、Shopify側でもLINEとのつながりを確認できるようにします。
Shopifyに反映される情報は次のとおりです。
- LINEの友だち追加日
- LINEのフォロー状態(フォロー中かブロックかなど)
- LINE連携の情報(LINEユーザーIDなど)
書き戻しておけば、ShopifyとLumoのどちらを見ても、お客様のLINEの状態が分かります。LINE連携の情報はShopifyの顧客データとして保存するため、ストア側の資産としても残ります。
購買データを使った配信
購買データを使うと、「誰に」「何を」届けるかを精度高く決められます。ここはエージェントが最も力を発揮する領域です。
配信対象を絞り込む
購入回数や累計購入金額、購入した商品などの条件から、配信したい友だちの集まりであるセグメントを作れます。「新規購入のお客様にお礼を送りたい」のように目標を伝えると、エージェントが条件を提案します。内容を確認して「実行する」を選ぶと、その条件でメッセージ配信の対象が決まります。
なお、ここで扱うのは配信先を決める「セグメント」です。友だち一人ひとりに付ける「タグ」とは別の概念のため、混同しないようにしてください。
おすすめ商品を届ける
商品データを使うと、複数の商品を横並びで見せられるカードタイプメッセージを作成できます。エージェントに任せると、購入履歴や閲覧傾向をふまえておすすめ商品を選び、商品を並べたカードタイプメッセージを組み立てます。提案を承認すれば、そのまま配信に使えます。
商品の選び方には、売れ筋・新着・セール・手動で選ぶといった条件で自動的に商品を選ぶコンテンツフィードも使えます。コンテンツフィードはフォルダーで整理でき、メッセージ配信・自動送信メッセージのどちらでも利用できます。
購入や発送をきっかけにしたLINE通知
Shopifyでの購入や発送を起点に、ワークフローでLINEのメッセージを自動で届けられます。購入のお礼や発送のお知らせは、一度ワークフローを作れば、条件に合う注文のたびに自動で届きます。
ワークフローのトリガーに使えるShopifyの出来事は次のとおりです。
| トリガー | 発火するタイミング | 通知の例 |
|---|---|---|
| 購入完了 | 購入が確定したとき | 購入後のお礼、クーポン配布 |
| 発送完了 | 注文の発送ステータスが更新されたとき | 発送のお知らせ、追跡情報の案内 |
| カゴ落ち | チェックアウト後に購入が完了しなかったとき | 買い忘れのリマインド |
| 再入荷 | 在庫切れだった商品の在庫が回復したとき | 再入荷のお知らせ |
| 閲覧リマインド | 商品を閲覧後、一定時間が経過したとき | 閲覧した商品のリマインド |
トリガーごとに、発火の条件を細かく絞れます。たとえば発送完了は、発火する発送ステータス(すべて/全品発送完了/一部発送完了)を選べます。
通知が届く相手
購入完了と発送完了の通知が届くのは、Shopifyの顧客情報とLINEの友だちがひも付いている(ID連携済みの)お客様です。お客様情報のないゲスト注文では発火しません。ひも付いたお客様は、LINE連携ボタンの設置やID連携インポートで増やせます。
LINEでクーポンを配布する
クーポンキャンペーンを使うと、友だち一人ひとりに異なるShopifyクーポンコードをLINEで配れます。
Shopify連携の設定画面でキャンペーンを作ると、Shopifyストアに割引コードをまとめて自動発行します。メッセージにはクーポンの変数を差し込み、送信のタイミングで友だちごとの固有コードや、タップすると割引が自動で適用されるリンクに置き換えます。コードが1人1つなので、拡散の心配がなく、誰が受け取り誰が使ったかまで友だちのアクティビティで追えます。ID連携のお礼クーポンや、購入のお礼クーポンの自動配布に向いています。
ストアにLINE友だち追加CTAを表示する
LINE友だち追加CTAを使うと、ストアのページに友だち追加とLINE連携の導線を出せます。
フローティング・ポップアップ・バー・インラインの4種類から選び、文言・特典・表示条件をLumoで設定します。Shopifyのテーマエディタでアプリ埋め込み 「Lumo LINE友だち追加」 をオンにすると表示され、お客様がログイン済みなら友だち追加と同時にID連携まで進みます。CTA経由の友だちは流入経路「Webサイトの友だち追加CTA」として記録され、CTAごとに自動で作られるQRコードでどのCTAから増えたかまで追えます。手順は「ストアにLINE友だち追加CTAを表示する」の記事を参照してください。
カゴ落ちフォロー
カゴ落ちフォローは、チェックアウト途中で購入をやめた友だちに、LINEで後押しのメッセージを届ける機能です。
ID連携済みのお客様、またはLINEのメッセージから来訪したお客様のカゴ落ちを検知し、フォロー用のメッセージにつなげます。カゴ落ちとみなすまでの時間は、ワークフローの 「カゴ落ち判定時間」 で調整できます。
ID連携を他のツールから移行する
他のLINE連携ツールからLumoに乗り換える場合、実施済みのID連携をそのまま引き継げます。
Shopify連携の 「ID連携」 タブで、移行元のツールがShopify顧客に保存した連携データの自動取り込みと、CSVファイル(メールアドレス+LINEユーザーID)からの一括インポートが使えます。お客様に再度LINE連携をお願いすることなく移行できます。
データの同期
Shopify側の変更は自動でLumoに取り込みます。必要に応じて、手動で取り込み直すこともできます。
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 自動同期 | Shopify側でデータが変わると、自動的にLumoへ反映します |
| 手動の再同期 | Shopify連携のダッシュボードで 「データを再同期」 を押すと、すべてのデータを取り込み直します。データ量によっては反映まで数分かかります |
| 同期履歴 | 同期の日時・ステータスと、顧客・注文・チェックアウト・商品それぞれの件数を履歴で確認できます |
同期しているデータを確認する
同期データの画面では、ShopifyとLumoのどの項目が対応づいているかを確認し、取り込む項目を調整できます。
確認・操作できる内容は次のとおりです。
- カテゴリー別の表示(顧客データ、注文データ、カゴ落ち、商品データ、注文明細、LINE連携)
- ShopifyプロパティとLumoの項目の対応づけ
- フリーワード検索による絞り込み
- 取り込むShopifyプロパティの追加・削除
オンラインストア側で必要な設定
Shopify連携を十分に活かすには、Shopifyのストア側でもいくつか設定が必要です。
LINE連携ボタン
購入完了ページやマイページ(プロフィール・注文一覧・注文状況ページ)にLINE連携ボタンを設置すると、お客様がそこからLINEアカウントを連携できます。連携すると、Shopifyの顧客情報とLINEの友だちが自動でひも付きます。Klaviyo・HubSpotと連携している場合は、メールアドレスが一致する既存のプロフィール/コンタクトにも同時にひも付きます(新規作成はしません)。従来のお客様アカウントと新しいお客様アカウントのどちらにも対応しています。設置は、Shopifyのエディタでブロックを配置して行います。公開前は、Shopify連携の 「ID連携」 タブにある 「LINE連携ボタンの表示」 で、表示するお客様をテスト表示先だけに絞れます。連携済みのお客様は、新しいお客様アカウントのマイページにあるLINE連携ブロックから、いつでも自分で連携を解除できます。LINE連携ボタンを動かすには、先にLINEログインの設定を済ませておく必要があります。PCなど画面幅の広いブラウザでは、ボタンを押すとお客様専用のQRコードを表示するポップアップが開き、スマートフォンのLINEで読み取ると連携が完了します(ポップアップの文言はブロックの設定で変更できます)。スマートフォンなど画面幅の狭いブラウザでは、従来どおりボタンから直接LINEに進みます。
トラッキングの有効化
商品の閲覧や購入などの行動データを取得するために、Lumoのトラッキングを有効にします。Shopify管理画面の 「設定 > 顧客イベント」 で 「Lumo Tracking」 が接続済みになっていることを確認してください。接続済みなら、おすすめ商品の提案やカゴ落ちの検知に必要なデータが貯まります。
取り込む項目の調整
Lumoに取り込むデータ項目は、Shopify連携の同期データの画面でいつでも変更できます。メールアドレスや電話番号のように初期状態では表示・配信に使わない項目も、必要に応じて有効化できます。
うまくいかないときは
Shopify連携で困ったときは、まず同期の状態とストア側の設定を確認します。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| データが同期されない | Shopify連携のダッシュボードで同期履歴とステータスを確認します。初回の同期には時間がかかる場合があります |
| 商品データが出てこない | Shopifyストアに公開済みの商品が登録されているか確認します |
| 顧客データが少ない | Shopifyストアに顧客データが登録されているか確認します |
| LINE連携ボタンが出てこない | 購入完了ページまたはマイページへのボタン設置と、LINEログインの設定が終わっているか確認します |
| 行動データが取得できない | Shopify管理画面の 「設定 > 顧客イベント」 で 「Lumo Tracking」 が接続済みか確認します |