ワークフローの「Webhook送信」アクションを使うと、ワークフローの実行に合わせて外部システムへデータを自動で送信できます。開発者が外部システムとLumoをつなぐための機能です。
Webhook送信でできること
Webhook送信は、ワークフローのアクションのひとつで、指定したURLへデータを送る機能です。
友だち追加やタグの変更といったワークフローのきっかけに合わせて、自社システムや外部サービスへ自動でデータを届けられます。ノーコードでは対応しきれない独自の連携を、自分たちの仕組みに合わせて組み立てたいときに役立ちます。
代表的な使い方は次のとおりです。
- ワークフローが動いたタイミングで、自社システムへデータを送る
- 友だちの情報やワークフロー内の値を含めて送信する
- 外部のサービスへデータを渡し、その先の処理につなげる
Shopify・HubSpot・Klaviyoなど、よく使われる外部サービスは専用の連携メニューを用意しています。まずはそちらで対応できないかを確認することをおすすめします。
エージェントに任せる場合
ワークフローの設計はマーケティングエージェントに相談でき、Webhook送信もその流れの中で組み込めます。
「友だち追加のときに自社システムへ通知したい」のように、やりたいことを伝えてください。エージェントが、必要なきっかけとアクションを含むワークフロー案を作って、承認を求めます。内容を確認して「実行する」を選べば設定が反映され、「やめておく」を選べば反映されません。
送信先のURLなど、外部システム固有の情報はエージェントだけでは判断できません。これらはワークフローの編集画面で自分で入力します。
自分で設定する場合
Webhook送信アクションは、ワークフローの編集画面で追加・設定します。
- ワークフローの編集画面で、アクションとして「Webhook送信」を追加します
- ノードを選択すると右側にサイドバーが開くので、設定項目を入力します
設定項目
サイドバーで入力する主な項目は次のとおりです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Webhook URL | データの送信先となるURL(必須) |
| リクエストボディ | 送信するデータの内容。JSON形式を推奨します |
リクエストボディは、「エディタで編集」から専用エディタを開いて編集することもできます。JSON形式で入力すると、Content-Type「application/json」でデータが送信されます。送信方法を選ぶ項目はありません。リクエストは常にPOSTで送られます。
リクエストボディに友だちの情報を差し込む
リクエストボディには、二重波かっこで囲んだ変数を書けます。その友だちの情報や操作内容、連携済みプロパティの値を差し込んで送信できます。送信時に、各友だちの実際の値へ置き換わります。
友だちや操作の情報
ワークフローのきっかけに関する基本的な情報は、次の変数で差し込めます。
| 変数 | 差し込まれる値 |
|---|---|
{{line.userId}} |
友だちのLINEユーザーID |
{{line.displayName}} |
友だちの表示名 |
{{line.pictureUrl}} |
友だちのプロフィール画像のURL |
{{message.text}} |
受信したメッセージの本文(メッセージ受信がきっかけのとき) |
{{postback.data}} |
ポストバックのデータ(ポストバック受信がきっかけのとき) |
{{answers.lastAnswer}} |
直前の質問アクションで友だちが答えた内容 |
{{contact.displayName}} |
Lumoに保存されている顧客の表示名。{{contact.firstName}}・{{contact.lastName}}・{{contact.pictureUrl}}も同じ書き方で差し込めます |
{{customer.email}} |
受信トレイの「この顧客について」に表示されているEメール。HubSpot・Klaviyo・Shopifyのどれから取り込んだ値でも差し込めます。{{customer.phone}}で電話番号も差し込めます。登録がない場合は空欄になります |
変数の全体像は「ワークフローで使える変数」の記事にまとめています。
日付・時刻の情報
送信する時点の日付や時刻も差し込めます。日時はワークスペースに設定したタイムゾーンで計算します(未設定の場合は日本時間)。
| 変数 | 差し込まれる値 | 例 |
|---|---|---|
{{date.today}} |
送信日の日付 | 2026-09-14 |
{{date.now}} |
送信日時(タイムゾーン付き) | 2026-09-14T18:30:00+09:00 |
{{date.year}} |
年 | 2026 |
{{date.month}} |
月 | 9 |
{{date.day}} |
日 | 14 |
{{date.hour}} |
時 | 18 |
{{date.minute}} |
分 | 30 |
{{date.dayOfWeek}} |
曜日(英語) | MONDAY |
{{date.dayOfWeekJa}} |
曜日(日本語) | 月曜日 |
{{date.formatted}} |
日本語形式の日時 | 2026年09月14日 18:30 |
連携サービスのプロパティ
HubSpot・Klaviyo・Shopifyと連携してプロパティを同期している場合は、プロパティの内部名を指定して値を差し込めます。差し込めるのは、各サービスの設定画面で同期対象に選んだプロパティに限られます。
{{hubspot.プロパティの内部名}}… HubSpotの同期済みプロパティ{{klaviyo.プロパティの内部名}}… Klaviyoの同期済みプロパティ{{shopify.プロパティの内部名}}… Shopifyの同期済みプロパティ{{プロパティの内部名}}… サービス名を省略した書き方(HubSpot→Klaviyo→Shopifyの順で値を探します)
友だちがそのサービスと連携していない場合や、値が未設定の場合は、空欄に置き換わります。
値がないときの代わりの文字列
変数のうしろにor '代わりの文字列'を付けると、値が空のときに指定した文字列が入ります。
{{hubspot.member_rank or 'regular'}}と書くと、会員ランクが未設定の友だちにはregularが送られます。JSONのキーを空にしたくないときに使います。代わりの文字列は引用符で囲んでください。
入力例
たとえば次のように書くと、各友だちのLINEユーザーID・受信メッセージ・会員ランクが入った状態で送信されます(member_rankの部分はご自身のプロパティの内部名に置き換えてください)。
{
"lineUserId": "{{line.userId}}",
"message": "{{message.text}}",
"rank": "{{hubspot.member_rank}}"
}
Lumoから送るリクエストの形式
Webhook送信は、設定したURLへPOSTでリクエストを送ります。受け取り側には、POSTを受け付けるエンドポイントを用意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メソッド | 常にPOST。送信方法を選ぶ設定はありません |
| Content-Type | リクエストボディが有効なJSONならapplication/json、それ以外はtext/plain |
| タイムアウト | 30秒。30秒以内に応答がないと失敗として扱い、30秒後・2分後・10分後に最大3回まで送り直します |
| 付与されるヘッダー | X-Lumo-Request-Id(送信ごとの識別子。応答がなく送り直すときは同じ値)、X-Lumo-Workflow-Id(ワークフローのID)、X-Lumo-Node-Id(アクションのID) |
送信先が4xx・5xxのエラーを返したときは、送り直しはせず、ワークフローは次のアクションへ進みます。このとき、「実行履歴」にはそのアクションが失敗として残ります。
X-Lumo-Request-Idは送信ごとに決まり、応答がなく送り直すときは同じ値を使います。同じ値のリクエストが2回以上届いたら送り直しなので、受け取り側で重複を見分けたり、ログと突き合わせたりする手がかりに使えます。
設定時の注意点
送信先や送信内容によっては、Webhookが正しく届かないことがあります。設定前に次の点を確認してください。
- 送信先URLは、外部から到達できる正しいURLを指定してください
- 送信先のシステムが、Lumoから送るデータの形式を受け取れる状態かを確認してください
- セキュリティ保護のため、一部の送信先はブロックされる場合があります
うまく連携できないときは、まず送信先URLと送信内容の形式を見直してください。送信先システム側のログもあわせて確認します。