レポートでよく使う切り口を、10の例にまとめました。どの例も 「レポートを作成」 から開くレポートライブラリの項目から始められます(例6だけは、Web計測のみのアカウントでは 「空白から作成」 で組みます)。自分で組む場合の設定(データセット・分析軸・指標・期間・グラフの種類)も併記しているので、必要に応じて調整してください。数字の読み方に迷ったら、保存したレポートの 「AIに分析させる」 でマーケティングエージェントに相談できます。
例1: 友だちは増えているか
友だちの純増が週ごとに保てているか、ブロックがどの週に増えたかを確認します。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 友だち |
| 分析軸 | 週別 |
| 指標 | 純増数、ブロック数 |
| 表示する期間 | 過去90日間 |
| グラフの種類 | 折れ線グラフ |
作成手順は、レポートライブラリの 「週別のブロック数と純増数」 を選び、表示する期間を過去90日間に合わせて 「レポートを保存」 を押します。標準ダッシュボード「LINEのパフォーマンス」にも同じレポートが入っています。
読み方のポイントは、純増数の線が下がる週にブロック数の山が重なっていないかを見ることです。重なっていれば、その週の配信内容を見直す手がかりになります。新規友だち数は、他の指標と同時には選べません。新規の内訳を見たいときは、例2のレポートを使います。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、複数のLINE公式アカウントをまとめて1本の線で追え、ダッシュボードに並べて定点観測できることです。
例2: どの経路から友だちが増えているか
友だち追加経路ごとの新規友だち数を、月別の積み上げで1年分並べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 友だち |
| 分析軸 | 月別、友だち追加経路 |
| 指標 | 新規友だち数 |
| 表示する期間 | 過去1年間 |
| グラフの種類 | 棒グラフ |
作成手順は、レポートライブラリの 「経路別の新規友だち数」 を選び、分析軸を月別と友だち追加経路、表示する期間を過去1年間に合わせて 「レポートを保存」 を押します。QRコードごとに見たいときは、分析軸の友だち追加経路を 「トラッキングQRコード」 に置き換えます。
読み方のポイントは、月をまたいで伸びている経路と、施策のあった月だけ跳ねる経路を見分けることです。LINE標準のQRコード・検索・友だち追加ボタンからの追加は「LINE標準経路」にまとまります。QRコードごとの内訳が出るのは、Lumoで発行したトラッキングQRコードだけです。移行で取り込んだ友だちの経路は「インポート/移行」になります。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、自分で発行したトラッキングQRコード・Webサイトの友だち追加CTA・Klaviyoフォーム・Shopifyお客様アカウントまで内訳が分かれることです。
例3: 配信は届き、クリックされているか
月ごとの配信数と、ユニーク開封率・ユニーククリック率の推移を1年分重ねて見ます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 配信 |
| 分析軸 | 月別 |
| 指標 | 配信数、ユニーク開封率、ユニーククリック率 |
| 表示する期間 | 過去1年間 |
| グラフの種類 | 複合グラフ |
作成手順は、レポートライブラリの 「月別の配信数と開封率・クリック率」 を選び、表示する期間を過去1年間に合わせて 「レポートを保存」 を押します。複合グラフでは、配信数が棒、率が線で自動的に描かれます。
読み方のポイントは、配信数を増やした月に率が落ちていないかを見ることです。配信数が増えて率が下がる月は、配信頻度か内容のどちらかが合っていない可能性があります。率は配信した月を基準に集計するので、翌月にクリックされた分も配信月に入ります。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、一斉配信だけでなく自動送信メッセージやワークフローの配信も含めて、月ごとの推移としてまとめて見られることです。
例4: どの配信が効いたか
直近90日の一斉配信を、到達人数とユニーク開封率・ユニーククリック率の表で並べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 配信 |
| 分析軸 | 一斉配信 |
| 指標 | 到達人数、ユニーク開封率、ユニーククリック率 |
| 表示する期間 | 過去90日間 |
| グラフの種類 | テーブル |
作成手順は、レポートライブラリの 「配信別の開封率・クリック率」 を選び、指標に 「到達人数」 を加えて 「レポートを保存」 を押します。標準ダッシュボード「LINEのパフォーマンス」にも同じレポートが入っています。
読み方のポイントは、到達人数が多い配信と率が高い配信を分けて見ることです。少人数向けの配信は率が高く出やすいので、到達人数と率を並べて判断します。表の数字をクリックすると、開封・クリックした友だちの明細を確認できます。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、複数の配信を1つの表で横断して比べ、率で並べ替えられることです。
例5: リッチメニューはどのボタンが押されているか
リッチメニューごと、ボタン(アクション)ごとのユニーククリック数とクリック率を並べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | リッチメニュー |
| 分析軸 | リッチメニュー、アクション |
| 指標 | ユニーククリック数、クリック率 |
| 表示する期間 | 過去30日間 |
| グラフの種類 | 横棒グラフ |
作成手順は、レポートライブラリの 「リッチメニューのボタン別クリック数」 を選び、「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、ほとんど押されていないボタンを見つけることです。クリック率は、ユニーククリック数をそのメニューの適用ユーザー数で割った割合です。リンクのボタンは正確に数えられますが、テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのボタンは推定値なので、目安として見ます。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、Lumoで作ったリッチメニューのクリックをボタン単位で集計でき、日別・週別の推移やCSVでの書き出しまでできることです。
例6: LINEは成果につながっているか
月ごとのコンバージョン数を1年分並べます。Shopify連携があれば、LINE帰属売上とLINE売上貢献率も重ねます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | コンバージョン |
| 対象アカウント | LINE公式アカウントを1つ選びます |
| 分析軸 | 月別 |
| 指標 | コンバージョン数(Shopify連携があれば、LINE帰属売上、LINE売上貢献率も追加) |
| 表示する期間 | 過去1年間 |
| グラフの種類 | 棒グラフ |
作成手順は、Shopify連携があるアカウントならレポートライブラリの 「月別の売上とLINE帰属売上」 を選び、指標と期間を上の設定に合わせます。Web計測だけのアカウントは 「空白から作成」 でコンバージョンデータセットを選び、上の設定を入力して 「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、配信の多い月とコンバージョン数の多い月が重なっているかを見ることです。LINE帰属は、成果の前5日以内にLINEのリンクをクリックしていた成果をLINE経由と判定した推定値です。成果の記録には、Shopify連携かWebコンバージョン計測の設定が必要です。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、売上やコンバージョンまでLINEの成果として追えることです。
例7: どの配信が一番開封・クリックされたか
一斉配信をユニーク開封率・ユニーククリック率で並べ替えて、反応の良い配信の共通点を探します。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 配信 |
| 分析軸 | 一斉配信 |
| 指標 | ユニーク開封率、ユニーククリック率、配信数 |
| 表示する期間 | 過去90日間 |
| グラフの種類 | テーブル |
作成手順は、レポートライブラリの 「配信別の開封率・クリック率」 を選び、「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、表の見出しをクリックしてユニーククリック率の高い順に並べ替え、上位の配信に共通する時間帯や内容を探すことです。配信数が極端に少ない配信は率が振れやすいので、配信数もあわせて見ます。前の期間と比べたいときは、分析軸の先頭を月別にして 「比較」 で 「前の期間」 を選びます(比較は最初の分析軸が日付のときに使えます)。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、配信をまたいだランキングを1つの表で見て、率で並べ替えられることです。
例8: メッセージ内のどのリンクが押されたか
メッセージ内のリンクごとに、クリックした人数と延べクリック数を並べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 配信 |
| 分析軸 | リンク |
| 指標 | リンクユニーククリック数、リンククリック数 |
| 表示する期間 | 過去30日間 |
| グラフの種類 | テーブル |
作成手順は、レポートライブラリの 「リンク別のクリック数」 を選び、「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、同じ配信に複数のリンクがあるとき、どのリンクに反応が集まったかを見ることです。リンクはドメインとパスの単位でまとまるため、パラメータの違いで分裂しません。個別のURLは、数字をクリックして開く明細で確認できます。計測用URLへの変換を無効にした配信のリンクは、集計に入りません。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、複数の配信をまたいで、リンクごとのクリックを1つの表で比べられることです。
例9: どのワークフロー/Flowが成果を出しているか
Lumoワークフロー・Klaviyo Flow・自動送信メッセージ・HubSpotワークフローを、同じ物差しで並べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 配信 |
| 分析軸 | ワークフロー |
| 指標 | ユニーク開封率、ユニーククリック率 |
| 表示する期間 | 過去30日間 |
| グラフの種類 | テーブル |
作成手順は、レポートライブラリの 「ワークフロー別の開封率・クリック率」 を選び、「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、自動で送っている配信の中で、率が低いまま放置されているものを見つけることです。「ワークフロー」 の分析軸は、Lumoワークフロー・Klaviyo Flow・自動送信メッセージ・HubSpotワークフローを横断する統合軸です。Lumoのワークフローだけを見たいときは、分析軸を 「Lumoワークフロー」 にします。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、自動化された配信の効果を、ワークフローの種類をまたいで比べられることです。
例10: どの経路の友だちが長く買ってくれるか
友だち追加経路ごとに、獲得した友だちのその後の購入者数・累計売上・平均LTVを比べます。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| データセット | 獲得コホート |
| 対象アカウント | LINE公式アカウントを1つ選びます |
| 分析軸 | 友だち追加経路 |
| 指標 | コホート人数、購入者数、累計売上、平均LTV |
| 表示する期間 | 過去90日間 |
| 絞り込み | LTV集計期間(全期間・30日・60日・90日) |
| グラフの種類 | 棒グラフ |
作成手順は、レポートライブラリの 「獲得経路別のLTV」 を選び、「レポートを保存」 を押します。
読み方のポイントは、コホート人数が多い経路と平均LTVが高い経路を分けて見ることです。人数が少ない経路の平均LTVは、数人の購入で大きく動きます。経路どうしを同じ条件で比べたいときは、絞り込みのLTV集計期間を30日や90日にそろえます。累計売上には、獲得日以降の注文だけが入ります。
LINE公式アカウントマネージャーとの違いは、友だちを獲得した経路と、その後の売上を結び付けて比べられることです。
例に無い切り口を作るときは
例に無い切り口は、マーケティングエージェントに問いをそのまま伝えるか、「空白から作成」 で組み立てます。
エージェントには「配信種別ごとのクリック率を月別で」「QRコード別の友だち追加を四半期別で」のように、見たい数字と分ける基準を伝えます。レポートライブラリの 「AIで作成」 からも、同じように問いを1行で入力できます。自分で組むときは、データセットを先に決め、分析軸と指標を選び、表示する期間とグラフの種類を合わせます。四半期別・年別の分析軸と、今月・先月・今四半期・今年の期間を使うと、暦に合わせた振り返りがしやすくなります。