Lumoのレポートの数字が、GA4やShopify管理画面、広告の管理画面の数字と一致しないのは正常です。それぞれのツールは、測る対象と計測の方法が異なるためです。この記事では、なぜ数字がずれるのかを、帰属・計測方法・集計期間・注文の扱いの観点から説明します。
数字が一致しないのは正常です
Lumoのレポートと他ツールの数字は、そもそも測っているものが違うため、一致しないのが普通です。
Lumoのレポートは、「LINE配信が売上や成果にどれだけ貢献したか」を測ることを目的にしています。一方で、GA4はサイト全体の行動を全チャネル横断で測り、Shopify管理画面は実際に発生した注文そのものを集計します。目的が違うツールの数字を並べても、ぴったり同じにはなりません。
数字がずれること自体は問題ではありません。大切なのは、それぞれの数字が「何を・どの定義で数えているか」を理解して使い分けることです。
帰属の考え方が違う
Lumoは、LINE経由のクリックを起点に、ラストクリック・5日間のウィンドウで売上や成果を帰属します。他ツールは別の帰属モデルを使うため、数字が変わります。
Lumoの帰属ルールは次のとおりです。
- LINE経由のタッチだけを数えます: LINEのリンクやQRコードのクリックがあった成果を、LINE経由(LINE帰属)とみなします。メール・広告・検索など、LINE以外の経路は帰属の対象になりません
- 注文前5日以内のクリックが対象です: 成果が発生した日から5日前までさかのぼり、その間にLINEのクリックがあった場合に帰属します。5日より前のクリックは対象外です
- 最後のクリックに帰属します: 期間内に複数のクリックがある場合は、成果にもっとも近い最後のクリックに割り当てます(ラストクリック)
GA4は、全チャネルを対象にした独自の帰属モデルで計測します。対象とするチャネルも、さかのぼる期間も、Lumoとは異なります。そのため、同じ売上でもLINEに割り当てられる金額は一致しません。Lumoは「LINE配信の貢献」に絞って控えめに数える、と理解してください。
計測のしくみが違う
Webコンバージョン計測は、LINEのリンクをクリックしたのと同じブラウザでの成果を計測します。この計測方法の制約によっても、他ツールと数字がずれます。
計測方法によるずれの主な要因は次のとおりです。
- 同じブラウザでの行動が対象です: 友だちの識別情報は、LINEのリンクをクリックしたブラウザに保存されます。LINEアプリ内のブラウザでクリックし、後日別のブラウザ(PCなど)で購入すると、そのままでは同じ友だちの成果と判定できず、計測から漏れます
- メールアドレスで補える範囲があります:
lumo.conversion()で購入者のメールアドレスを渡している場合は、別のブラウザ・端末での成果も照合できます。渡していない場合は、別ブラウザでの購入が取りこぼされます - 広告ブロッカーの影響を受けます: 来訪者が広告ブロッカーやトラッキング防止機能を使っていると、計測情報が送信されず、成果が記録されないことがあります
これらの制約により、Web計測はサイト全体の実際の成果よりも少なめに出る傾向があります。Shopify連携による売上の帰属は、LINEの友だちとShopifyの顧客のID連携をもとにするため、ブラウザに依存せず別端末の購入も計測できます。同じLINE帰属でも、Web計測とShopify連携では取りこぼしの傾向が異なります。なお、Webコンバージョン計測は現在β版として提供しており、計測の範囲や精度は今後の改善で変わる場合があります。
集計する期間・タイムゾーンが違う
数字を締める日の基準やタイムゾーンがツールごとに異なるため、期間で区切ると差が出ます。
- タイムゾーンの違い: ツールによって集計の基準となるタイムゾーンが異なると、日付の境目にある成果がどちらの日に入るかが変わります。月末・月初で数字を比べると、この影響が出やすくなります
- 数える日の基準の違い: Lumoのレポートでも、配信データセットは「クリックした日」、コンバージョンデータセットは「成果が発生した日」を基準に集計します。月末にクリックして翌月に注文が入った場合、データセットによって計上される月が変わります
- 反映のタイミングの違い: クリックや成果のデータは、発生後に順次反映されます。発生直後はまだ反映が進んでおらず、時間をおくと数字がそろっていきます
期間をそろえて比べているつもりでも、締めの基準が違うと差が生まれます。比較するときは、できるだけ同じ期間・同じ基準に合わせてください。
注文のキャンセル・返金の扱いが違う
キャンセルや返金をどう反映するかがツールごとに異なるため、売上の数字がずれます。
Shopify管理画面は、キャンセルや返金を反映した最新の状態を表示します。一方で、成果が発生した時点で記録するWebコンバージョン計測では、その後にキャンセルされた注文がそのまま残ることがあります。そのため、キャンセルの多い時期には、Web計測の売上がShopify管理画面より多めに見えることがあります。
売上を厳密に照合したいときは、キャンセル・返金の反映状況もあわせて確認してください。
GA4と数字を比べるとき
GA4とLumoは、測るチャネルと帰属モデルが根本的に異なるため、数字は一致しません。
GA4はサイト全体の行動を全チャネル横断で計測し、独自の帰属モデルでコンバージョンを各チャネルに割り当てます。Lumoは、そのうちLINE配信が貢献した分だけを、LINE経由・ラストクリック・5日ウィンドウという定義で数えます。
- GA4の「LINE」や参照元の数字と、Lumoの「LINE帰属」は、集計の定義が違うため一致しません
- GA4はセッションやイベントを軸に測り、LumoはLINEのクリックを起点に成果を測ります
- どちらかが正しくもう一方が間違っている、という関係ではありません。目的に応じて使い分けてください
LINE配信の貢献を評価したいときはLumoの数字を、サイト全体のチャネル構成を見たいときはGA4を、といったように役割を分けるのがおすすめです。
Shopify管理画面と数字を比べるとき
Shopify管理画面は全注文を表示し、LumoのLINE帰属はそのうちLINE経由と判定できた分だけを表示するため、数字が違って見えます。
Shopify管理画面の売上は、経路を問わないすべての注文の合計です。LumoのレポートでもShopifyの売上全体は近い数字になりますが、タイムゾーンやキャンセルの扱いの違いで多少ずれます。そのうえで、LumoのLINE帰属売上は次の条件で絞り込まれます。
- LINE経由のクリックが注文前5日以内にあった注文だけが対象です
- LINEの友だちとShopifyの顧客がID連携済みの注文だけが帰属の対象です。連携が進んでいないと、LINE帰属は控えめに出ます
そのため、Shopify管理画面の全売上とLumoのLINE帰属売上を直接比べると、Lumoのほうが小さくなります。これは「LINEが貢献した分だけを抜き出している」ためで、正しい挙動です。ID連携を進めると、帰属できる範囲が広がります。
数字を対外的に使うときは
レポートの数字を社内外の報告に使うときは、どのレポートの・どの定義による数字かをあわせて示してください。
Lumoの帰属は、LINE経由・ラストクリック・5日ウィンドウというLumo独自の定義による推定値です。同じ「売上」でも、GA4やShopify管理画面の数字とは意味が異なります。数字だけを取り出して比較すると、誤解が生まれやすくなります。
対外的に使うときは、「LumoのLINE帰属売上(注文前5日以内のLINEクリックをラストクリックで集計)」のように、定義を添えて示すのがおすすめです。数字の読み解き方に迷ったときは、マーケティングエージェントに「このレポートの数字をどう説明すればいい?」と相談すると、要点を整理して提案します。