リッチメニューを「誰が・いつ・何回」タップしたかを、友だち単位で計測できます。リンクだけでなく、テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップも記録します。計測した結果は、タイムライン・レポート・セグメントで活用できます。メニュー改善や絞り込み配信にもつなげられます。
クリック計測とは
クリック計測は、リッチメニューのタップを友だち単位で記録する機能です。タップした友だち・タップ日時・回数が自動で貯まります。リンクのタップだけでなく、テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップも記録します。
リンクアクションの 「クリック計測」 をオンにすると、そのリンクに 計測リンク が自動で作られます。計測リンクの名前は「メニュー名/アクション番号」です(例:「メインメニュー/アクション1」)。レポートやセグメントでも、この名前で見えます。以前に作ったメニューの計測リンク名は、次にメニューを適用したタイミングで新しい表記に変わります。
| 記録される内容 | 説明 |
|---|---|
| タップした友だち | どの友だちがタップしたかを記録します |
| タップ日時 | 最初にタップした日時と最後にタップした日時がわかります |
| タップ回数 | 友だちごとの回数と、アクション全体の合計回数がわかります |
計測されるタップの種類
計測できるのは、リッチメニューに設定できる4つのアクションタイプすべてのタップです。ただし、計測のしかたはアクションタイプごとに違います。リンクだけが正確な値で、ほかは推定値です。
| アクションタイプ | 計測のしかた | 精度 |
|---|---|---|
| リンク | 計測リンクを経由してタップを記録します | 正確値 |
| テキスト | 友だちから届いたテキストを、メニューに設定した文言と照らし合わせて記録します | 推定値 |
| メニュー切り替え | 切り替えの操作を受け取って記録します | 推定値 |
| ポストバック | 受け取ったデータを、メニューに設定した内容と照らし合わせて記録します | 推定値 |
推定で記録したタップは、メニューのどのエリアかまで特定できないことがあります。特定できなかったタップは、レポートのアクション軸で 「不明」 にまとまります。メニューと同じ文言を友だちが自分で入力した場合も、テキストのタップとして数えることがあります。
利用条件
リンクのタップを友だち単位で計測するには、対象のLINE公式アカウントにLINEログインの設定が必要です。
- 対象のLINE公式アカウントが接続されていること
- LINEアカウント設定でLINEログインが設定されていること(カスタムQRコードと共通の設定です)
LINEログインが未設定の場合、編集画面に「LINEログインが未設定のため計測されません」と表示されます。その状態でも、リンク自体は通常どおり開きます。テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップは、LINEログインが未設定でも記録されます。
クリック計測を有効にする
リンクアクションの 「クリック計測」 はデフォルトでオンになっており、リッチメニューを適用するだけで計測が始まります。
- リッチメニューの編集画面で、エリアのアクションに 「リンク」 を選択します
- URLを入力します
- 「クリック計測」 がオンになっていることを確認します(計測したくないリンクはオフにできます)
- 「リッチメニューを利用開始」 をクリックして適用します
計測の有効/無効は、リッチメニューを適用したタイミングで反映されます。すでに利用中のリッチメニューで計測を始めるには、編集内容を保存して再度適用してください。
この設定はリンクアクション用です。テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップは、設定をしなくても記録されます。
友だちがタップしたときの動き
リンクをタップしたときの友だちの操作は普段どおりです。タップすると、リンク先のページが開きます。
- 初回のタップ時のみ、LINEの同意画面(LINEログインの認証画面)が一度だけ表示されることがあります。同意するとリンク先へ移動します
- 2回目以降のタップでは同意画面は表示されず、すぐにリンク先へ移動します
- 同意しなかった場合もリンク先へは移動します(その場合、その友だちのタップは人数の計測に含まれません)
パソコン版LINEアプリからのタップは、回数のみ計測され、どの友だちがタップしたかは記録されません。テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップでは、同意画面は出ません。
計測結果を確認する
タップの記録は、友だちのタイムライン・レポート・セグメントの3か所で確認・活用できます。
友だちのタイムラインで確認する
友だち詳細画面のタイムラインに、リンクのタップは「計測リンク「メニュー名/アクション番号」をタップしました」と出ます。テキスト・メニュー切り替え・ポストバックのタップは「リッチメニュー「メニュー名」をタップしました」と出ます。個別の友だちがいつ・どのアクションをタップしたかを確認できます。
レポートで集計する
レポートのデータセット 「リッチメニュー」 で、メニュー別・アクション別・日別のタップ状況を集計できます。テンプレート 「リッチメニュー分析」 を選ぶと、メニュー×アクションのクリックランキングをすぐに確認できます。集計結果はCSVでダウンロードできます。クリック数などの集計のセルからは、タップした友だちの一覧までたどれます(適用ユーザー数のセルは明細に対応していません)。
分析軸には 「アクション」 と 「アクションタイプ」 を選べます。アクションはメニュー内の何番目のアクションかを表し、アクションタイプはリンク・テキスト・メニュー切り替え・ポストバックの区別を表します。エリアを特定できなかった推定タップは、アクション軸の 「不明」 にまとまります。
| 指標 | 説明 |
|---|---|
| クリック数 | タップの延べ回数です |
| ユニーククリック数 | タップした友だちの人数です |
| 適用ユーザー数 | そのリッチメニューが適用されている友だちの数です |
| クリック率 | ユニーククリック数÷適用ユーザー数です |
LINEの仕様により、リッチメニューの表示回数(インプレッション)は取得できません。かわりに、「適用ユーザー数」を分母にしたクリック率で反応を測ります。適用ユーザー数は、メニューが表示され得る友だちの数です。いまメニューを見られる友だちだけを数えるため、ブロック中の友だちは含みません。この数は毎晩自動で記録され、当日分は現在の値で集計されます。適用ユーザー数とクリック率は、記録を始めて以降の期間で集計できます。クリック数とユニーククリック数は、過去のタップ分もさかのぼって集計できます。
いまどの友だちにメニューが適用されているかは、リッチメニュー一覧で確認できます。状態列の人数をクリックすると、友だちの一覧が開きます(表示されるのはLumoから適用した友だちです)。人数も一覧も、ブロック中の友だちを除いた数で揃えています。
セグメントで絞り込む
セグメント条件 「計測リンク」 で、特定のリンクをタップした友だち・タップしていない友だちを絞り込めます。タップした友だちだけへのフォロー配信などに活用できます。
HubSpot・Klaviyoでも活用する
HubSpotまたはKlaviyoと連携している場合、リッチメニューのタップはID連携済みのコンタクト・プロフィールにもイベントとして自動で記録されます。リンク以外のタップも送られます。
- HubSpot: コンタクトのタイムラインに「LINE rich menu clicked」のカードが並びます。カスタムレポートでは「どのような属性のお客様が・どのメニューのどのアクションをタップしたか」を分析できます。HubSpotワークフローの登録トリガーとしても使えます
- Klaviyo: プロフィールにメトリクス「Clicked LINE Rich Menu」が記録され、セグメント条件やFlowのトリガーに使えます
どちらもメニュー名・アクション番号・アクションタイプ・計測方法(正確値か推定値か)が属性として記録されます。そのため、外部ツール側のレポートでもアクション単位で分析できます。記録されるのはID連携済みのお客様のタップのみです。
うまくいかないときは
計測されない場合は、LINEログインの設定と適用のタイミングを確認してください。
| 症状 | 確認事項 |
|---|---|
| リンクをタップしても記録されない | LINEアカウント設定でLINEログインが設定されているか確認してください。未設定の場合、リンクのタップは計測されません |
| 計測をオンにしたのに反映されない | 計測の設定はリッチメニューの適用時に反映されます。「リッチメニューを利用開始」 で再度適用してください |
| 人数が実際より少ない | パソコン版LINEアプリからのタップと、同意画面で同意しなかった友だちのタップは、回数のみ計測され人数には含まれません |
| タップした覚えのない数が計上される | テキストとポストバックのタップは推定値です。メニューと同じ文言を友だちが自分で入力した場合も計上されることがあります |
| アクションが 「不明」 になる | エリアまで特定できなかった推定タップです。メニュー単位の数としては正しく数えています |
| レポートに表示されない | 集計に反映されるまで時間がかかる場合があります。期間の指定が正しいかもあわせて確認してください |